2023年09月24日

playlist - 09.24.2023

M1 : 買物ブギー / 笠置シヅ子
M2 : からたち日記 / 島倉千代子



今週は、ゲストに<中沢新一さん>を迎えての音楽夜話。
実は、7月末に収録したデータが消えてしまったために、再度来ていただいた中沢さん。
前回は、放送できない話が多かったから、今回はおとなしめに・・・と始まった対談。
お互いの近況から、昭和のお話、実は音楽への憧れがある。という話まで。 
そしておそらく来年初めに刊行される予定の新刊「精神の考古学」のお話も。


極楽コンビ Laurel & Hardy / Them Thar Hills


ちびっこギャング Little Rascals / Mush and Milk


ローレル&ハーディ日本語字幕『極楽ピアノ騒動』(THE MUSIC BOX 1932)


3ばか大将 The Three Stooges / How High Is Up


細野晴臣- Sayonara America, Sayonara Nippon


さよならアメリカさよならニッポン / はっぴいえんど


買物ブギ 昭和25年 (唄 笠置シズ子)作詞 村雨まさを 作曲 服部良一


東京ブギウギ〜ヘイヘイ・ブギ〜銀座カンカン娘 / 雪村いづみ&キャラメル・ママ


LIGHTBOXES BRIAN ENO


LOHAS TALK / 社会人類学者 レヴィ=ストロースが考えた「野生」とは?(中沢新一)
https://www.j-wave.co.jp/blog/lohastalk/2017/10/post_2644.html

からたち日記(フルコーラス) 島倉千代子 1976


「昭和の二大作曲家」 古賀政男・服部良一


からたちの花 倍賞千恵子 & 立川清登


ペチカ(曲:山田耕筰/詩:北原白秋/編曲:信長貴富)- 無伴奏混声合唱による日本名歌集「ノスタルジア」- 日本大学合唱団


荒城の月 山口淑子



Stoned Scott's Son / VAGABOND cinema pops arkestra


10月25日発売!
VAGABOND cinema pops arkestra
Promotional Only (from Outer Space)
邦題:ヴァガボンドはエイリアン(仮)
マイホーム・ラウンジャーの君に贈る、
ラウンジーでストレンジな外宇宙からの決定盤!?が、
黒い円盤になって再飛来!



「Daisy Holiday!」のレギュラーゲストで、様々なアーティストのジャケット・アートワークなどを手掛けるデザイナー岡田崇氏が率いたヴァガボンド・シネマ・ポップス・アーケストラ。1997年リリースの6曲入りミニアルバムをアナログ10インチレコードで新装リリース。メンバーには現在、映画関連のデザインで大活躍する大島依提亜氏も在籍!レイモンド・スコットのカバー「Snake Woman」収録。ラウンジ愛好家、モンドミュージック愛好家たちを唸らせたアルバムです。
●原真人氏による全曲最新リマスタリング
●ライナーノーツ:松永良平
●レビュー:Ego Plum(『The Cuphead Show!』)
●たのしいすごろく付き!


品番:CXLP-1053 発売元:MIDI Creative
全国のレコードショップ、リル・デイジーのサイトで予約受付中! https://lildaisy.theshop.jp

「これ買うよ!当時より今の方が響くね!なんでだろ?」by 細野晴臣
「私も買います!」by コシミハル
(daisy holiday 2023.8.27放送より)
ハイ、お言葉いただきました!
デイジー・リスナーの皆様よろしくお願いいたします。

今現在の世界で、このヴァガボンドは米西海岸のティプシーと並んで、最もイカレタ、またはイカシタ音を出している。 どちらのバンドもコテコテの生演奏に聞こえるが、それに騙されてはいけない。デジタル回路の見るアナログの夢、のようなものだ。視覚芸術でのヴァーチャルというのはまだまだ技術と意識操作が必要だが、音楽の世界では夢と現実の境がとっくに溶解し、変幻自在に時間と空間を行き来するようになってしまった。たとえばこのヴァガボンドである。50年代のイージー・リスニング系が30〜40年代ジャズのマイナー・マスターであるレイモンド・スコットと、70年代L.A.の偉大なロック・バンド、リトル・フィートに高円寺駅前で出会ってしまったような音を出している。またはティプシーの音がハイチのヴードゥー・レストランでカレーうどんを食べているような。つまりとても自由で開かれた、あるいは閉じているかもしれない、そのような場にコンタクトした感覚が、確実に育っているということだろう。
1997.8.15 Haruomi Hosono

ーーーーーーーーーーーーーーー
(新しい)音楽はいずれ古くなる宿命を背負っている。古くなった時、ある人たちにはかつての顔馴染みになり、ある人たちには未知の遺跡になる。このヴァガボンドのレコードは「新しい」とか「古い」とかそういう軸で作られていない気がする。それなのにこ
のレコードはあらゆるプロセスをすっ飛ばしてあなたにとっての未知の遺跡であり、かつての顔馴染みになり得てしまう音楽だ。「新しい」も「古い」もない音楽かもしれないけど、こうやって再発されたんだ、聴くなら今だよ!!
澤部渡(スカート)
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VAGABOND
抜群の着想、音色選びのセンスの良さと個々の音色がよく把握できる粒ダチが良く先の読めないアレンジ、短い単位のフレーズを組み合わせているところにファンキーさも感じる。よくまとまった演奏でしかもインタープレイには興味がなさそうな印象にとても好感が持て、またその感じがオブジェ感を際立たせてもいる。
上野耕路
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1990年頃、僕はフリッパーズやピチカート、サバービアスイートなどの影響で、洒落た映画音楽や小気味良いジャズやボッサ、イージーリスニングからモンド系まで、GOOD MUSICをグッと深掘りするようになった。その頃出会った岡田君のヴァガボンドは、正にそれを体現していて一遍に恋に落ちてしまった!当時僕がやっていたブリッジと一緒に“Accordion Go Crazy”(91年6月3日)なんてタイトルを付けて共演したりもした。熱い時代!残念な事に、この名作がリリースされた97年9月頃、僕はソロの2ndアルバムのレコーディングでスウェーデンに長期滞在していて、この作品の記憶がほとんど無い。しかし今この衝撃的な名盤を、かつてのようにレコード屋さんの棚から掘り当てたような気分で聴けている事が心から嬉しい!岡田君、最高です!!
カジヒデキ
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レイモンド・スコットのキラキラで小粋なジングル全集、
リル・デイジー限定プレス(2LP)で、好評発売中です! 


レイスコが1950〜60年代にかけてTVやラジオのCMに提供したジングル、インスト、デモ、アウトテイク等の集大成。マー・サウンド・アーカイヴに保管されているレイモンド・スコット・コレクションのマスター・テープ音源使用!



・妄想オビ(デザイン:森本書店) ・16Pブックレット(翻訳:松永良平)
・特製アザー・ジャケ/(ライナーノーツ:岡田崇)
・オリジナル・アートワーク:Javier Garcia

リル・デイジーのサイトで発売中! https://lildaisy.theshop.jp



リル・デイジーより好評発売中! 
楽しくて可愛くてヘッポコで、ちょっぴり切ない。
『みいつけた!』『たまこまーけっと』などで知られる
音楽家・片岡知子(インスタントシトロン)による“ネコード”登場!

リル・デイジーのサイトで発売中!  lildaisy.jp



posted by daisy holiday at 19:51| daisy holiday 2023

2023年09月17日

playlist - 09.17.2023

M1 : 蜃気楼 / Cornelius
M2 : NIGHT HERON / Cornelius



今週は、ゲストに<小山田圭吾さん>を迎えての音楽夜話。
6月にリリースとなったCorneliusの新作「夢中夢−Dream In Dream」を聴きながら、
近況や関心事を・・・。 写真は、最近恒例の細野さん撮影のゲスト写真です。


【Cornelius 夢中夢 Tour 2023】スケジュール
http://www.cornelius-sound.com/tour.html

Cornelius「蜃気楼 - Mirage」Official Audio


Cornelius「NIGHT HERON」Official Audio


シュレディンガーの猫が量子力学について教えてくれること - ジョシュ・サマニ


シュレーディンガーの猫


映画『エルム街の悪夢』予告編


細野晴臣 『LAUGHTER MEDITATION』


Jacob Collier - Sleeping On My Dreams (Live In Lisbon)


Regent's Park / Bruno Major Live in Tokyo August 7, 2023



Stoned Scott's Son / VAGABOND cinema pops arkestra


10月25日発売!
VAGABOND cinema pops arkestra
Promotional Only (from Outer Space)
邦題:ヴァガボンドはエイリアン(仮)
マイホーム・ラウンジャーの君に贈る、
ラウンジーでストレンジな外宇宙からの決定盤!?が、
黒い円盤になって再飛来!



「Daisy Holiday!」のレギュラーゲストで、様々なアーティストのジャケット・アートワークなどを手掛けるデザイナー岡田崇氏が率いたヴァガボンド・シネマ・ポップス・アーケストラ。1997年リリースの6曲入りミニアルバムをアナログ10インチレコードで新装リリース。メンバーには現在、映画関連のデザインで大活躍する大島依提亜氏も在籍!レイモンド・スコットのカバー「Snake Woman」収録。ラウンジ愛好家、モンドミュージック愛好家たちを唸らせたアルバムです。
●原真人氏による全曲最新リマスタリング
●ライナーノーツ:松永良平
●レビュー:Ego Plum(『The Cuphead Show!』)
●たのしいすごろく付き!


品番:CXLP-1053 発売元:MIDI Creative
全国のレコードショップ、リル・デイジーのサイトで予約受付中! https://lildaisy.theshop.jp

「これ買うよ!当時より今の方が響くね!なんでだろ?」by 細野晴臣
「私も買います!」by コシミハル
ハイ、お言葉いただきました!
デイジー・リスナーの皆様よろしくお願いいたします。

今現在の世界で、このヴァガボンドは米西海岸のティプシーと並んで、最もイカレタ、またはイカシタ音を出している。 どちらのバンドもコテコテの生演奏に聞こえるが、それに騙されてはいけない。デジタル回路の見るアナログの夢、のようなものだ。視覚芸術でのヴァーチャルというのはまだまだ技術と意識操作が必要だが、音楽の世界では夢と現実の境がとっくに溶解し、変幻自在に時間と空間を行き来するようになってしまった。たとえばこのヴァガボンドである。50年代のイージー・リスニング系が30〜40年代ジャズのマイナー・マスターであるレイモンド・スコットと、70年代L.A.の偉大なロック・バンド、リトル・フィートに高円寺駅前で出会ってしまったような音を出している。またはティプシーの音がハイチのヴードゥー・レストランでカレーうどんを食べているような。つまりとても自由で開かれた、あるいは閉じているかもしれない、そのような場にコンタクトした感覚が、確実に育っているということだろう。
1997.8.15 Haruomi Hosono

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(新しい)音楽はいずれ古くなる宿命を背負っている。古くなった時、ある人たちにはかつての顔馴染みになり、ある人たちには未知の遺跡になる。このヴァガボンドのレコードは「新しい」とか「古い」とかそういう軸で作られていない気がする。それなのにこ
のレコードはあらゆるプロセスをすっ飛ばしてあなたにとっての未知の遺跡であり、かつての顔馴染みになり得てしまう音楽だ。「新しい」も「古い」もない音楽かもしれないけど、こうやって再発されたんだ、聴くなら今だよ!!
澤部渡(スカート)
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VAGABOND
抜群の着想、音色選びのセンスの良さと個々の音色がよく把握できる粒ダチが良く先の読めないアレンジ、短い単位のフレーズを組み合わせているところにファンキーさも感じる。よくまとまった演奏でしかもインタープレイには興味がなさそうな印象にとても好感が持て、またその感じがオブジェ感を際立たせてもいる。
上野耕路
ーーーーーーーーーーーーーーー
1990年頃、僕はフリッパーズやピチカート、サバービアスイートなどの影響で、洒落た映画音楽や小気味良いジャズやボッサ、イージーリスニングからモンド系まで、GOOD MUSICをグッと深掘りするようになった。その頃出会った岡田君のヴァガボンドは、正にそれを体現していて一遍に恋に落ちてしまった!当時僕がやっていたブリッジと一緒に“Accordion Go Crazy”(91年6月3日)なんてタイトルを付けて共演したりもした。熱い時代!残念な事に、この名作がリリースされた97年9月頃、僕はソロの2ndアルバムのレコーディングでスウェーデンに長期滞在していて、この作品の記憶がほとんど無い。しかし今この衝撃的な名盤を、かつてのようにレコード屋さんの棚から掘り当てたような気分で聴けている事が心から嬉しい!岡田君、最高です!!
カジヒデキ
posted by daisy holiday at 22:53| daisy holiday 2023