2015年07月16日

playlist - 7.5.2015


Opening TM:Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : Purple Haze/ The Jimi Hendrix Experience
M2 : Good Times Bad Times/ Led Zeppelin
M3 : 花いちもんめ/はっぴいえんど
M4 : (Sittin' On) The Dock Of The Bay/Otis Redding
M5 : For What It's Worth/ Buffalo Springfield
M6 : 続はっぴーいいえーんど/はっぴいえんど
M7 : 暗い日曜日/エイプリル・フール
M8 : Bluebird/Buffalo Springfield
Ending TM : The Song Is Ended/Stanley Black


ゲスト:松本隆さんーその1


今週は、現在発売中の雑誌『BRUTUS』のために行った、松本隆さんとの対談をお送りします。インタビュアーは、辛島いずみさんです。>> 2人の出会い>>原宿の喫茶店、コンコルドで会った話から・・松本さん(以下:M)「細野晴臣ってどんな人だろう?ってドキドキして(笑)」>>細野さんの顔は知らなかった松本さん>>(M)「バーンズっていうアマチュアバンドにいて、ベースがいきなり抜けちゃったから、それで補充しなきゃ・・」--なんでぼくの名前知ったの?(M)「たぶん小山の紹介で。小山は柳田兄とかさ、野上さんとかと仲いいんだよ。それで、天才ベーシストが立教にいるっていう噂が慶應にまで伝わってきた。あははは。」-- そうなんだ(笑)ベースなんてあんまり弾いてなかったけどね。覚えてるのは、いとうくんの家に集まって、ジミヘンのこれとこれを…ファイアーとパープル・ヘイズだったかなぁ?それをやるから練習しとけみたいなことで。あっははは!--♪1"Purple Haze"--(M)「でもさ、あの頃のジミヘン(Jimi Hendrix)とクリーム(Cream)ってほとんどみんな知らない時代。デビューして直後だから日本人誰も知らないの。音楽評論家も知らないし、音楽雑誌も一切知らない状態で、盤だけあって、これとこれをコピーしようって、細野さんにも弾いてもらった。」>>1968年>>(M)「ぼくが高校3年卒業した春休みくらい。細野さんは大学2年。先輩後輩関係、二年分で永久にいばってる・・笑。」--笑・やっぱりね、芸人じゃないけどそういことは大事だからね。学生時代に会ったからね?!>>エイプリル・フールの直前>>--まだ学生で音楽で食ってこうなんて思ってない。アルバイト。 (M)「エイプリル・フールになって、銀座のヤマハ行ったら、Led Zeppelinのデビュー盤を(細野さんが)これを松本くんに分けてあげるって(笑)『日本人で手にするのはたぶん君が初めてだろう』って(笑)」--ほんと?そんなこと言ったの?![一同笑] (M)「♪2"Good Times Bad Times"--をコピーしようって、コピーしたらテレビでやることになっちゃって(笑)いきなりテレビで3連の16分のバスドラ、よくできたと思わない?(笑)」--あれなんか、笑っちゃったけどね。なんでできちゃうんだろうって。痙攣してんじゃないの?って(笑) (M)「なんかさ、気合いだけでやるよね。ジョン・ボーナム(John Bonham )だったら、シングルでもできると思ったね。そんなに難しいことじゃないけど。」--おおお〜っ!楽しみだね、これから(笑)あははは![一同笑]
(M)「あれよりか、♪3" 花いちもんめ"のキックのが難しいと思う。」
--なんで、自分でやってんじゃん?(笑)
(M)「あんまり難しいことやったって記憶がないんだよね。」
--現場では勢いでやってっからね。
(M)「2、3回練習して、たぶん4回目くらいに録ってるよね。」
--だいたいそんなもんだね。

--はっぴいえんどって、最初にライブ出た時にまだヴァレンタイン・ブルーって名前で。
とにかく、下手だったの。笑。その評判が尾をひいて。ずっと下手だったの(笑)
ところがね!下手じゃないんだよね。だって、その前エイプリル・フールやってたから。
鍛えられてるよね、ハコバン。松本、ぼくはドラムスとベースだから、結構…勉強したんだよね。
(M)「青山のコッチっていうディスコにずっと出てて。」
--そう、コッチでいろんなお客さんが来てて。
(M)「ぼくがドラム叩いてる目の前で森進一さんが踊ってたんだよね」
その時の曲--♪4 "(Sittin' On) The Dock Of The Bay"とかね。

(M)「ちょうどビートルズが変わる頃で、難しいバスドラム、リンゴスターがやりだして。
  付点の、ドドッドッドっていうのがね…笑」
--それはね、バッファロー(Buffalo Springfield)がそうだったわけ。
♪5"For What It's Worth"って曲が付点だったから。
(M)「ドラムがちょっと複雑になってきて。」
--ドドッドッド・カッ、ドドッドッド・カッっていう付点ね(笑)
(M)「ぼくも細野さんもイマイチ掴めなくて。ちょうどその時にハプニングス・フォーのドラムの
  チト河内さんが来て。ちょっと教えてくださいって言ったらすごい親切に教えてくれてね。
  あそこからキック、覚えてきた。」
--やっぱり、伝統のね、受け継ぎが大事だよね。
そういうクラブがあったから、良かったね。今はそういうのないね。
(M)「高校卒業したくらいの若い時代に、毎晩、結構長い時間演奏できた。」

(M)「新宿のパニックっていうディスコ、ベトナム帰還兵とかヒッピー崩れとかの溜まり場で。
  そこでほぼ毎晩演奏して。その時の遊びに来た客が結構すごくて、第一号が大瀧詠一。」

>>ヴァレンタイン・ブルーからはっぴいえんどへ>>
(M)「レコーディングがほぼ終わりそうな時に、
    ぼくが"はっぴーいいえーんど"っていう例の詞を・・」
--詩を書いただけじゃなくて、朗読もしちゃったんだね(笑)
(M)「それはさぁ。あなたがやれって言うから…!笑。しかもさぁ、あと二日か三日で
    レコーディング終わるからほっとしてたら、松本もう一個曲を作ってくれって
    その詞をね、お前は読めって[一同笑] なんでこの人ってこういうこというんだろう?
    と思って(笑) なんかそのまんまいつも終わらないんだよね。なんかさせるの、俺に。
    これってだからいじめかなぁっと思って(笑) 」
--プロデュースだよ、プロデュース!
(M)「ずっとあれ、けっこうトラウマでさ。」
--そうだったんだ〜。だって未だに読んでるじゃん。
(M)「恥もさぁ、もう一万回くらいかくと慣れるんだよ(笑) 」
--だから、あれがあったからこそだよ。
♪6"続はっぴーいいえーんど"

>>はっぴいえんどから45周年>>
(M)「バーンズの時に、イイノホールで風林火山ていうコンサート企画団体に属してたのね。
    そこで、なんでも好きなことやっていいって言われたから、
    細野さんとオリジナル、5曲くらい作ったのね。」
--そんなに作った?!1曲しか覚えてない。
(M)「"めざめ"と、"暗い日曜日"はエイプリルフールで録音して。」
♪7"暗い日曜日"

>>なぜ細野さんは松本さんに詞を頼んだか>>
--わかんない、口から出まかせを言う、、ははは!(笑) っていうか歌詞がないと歌えないしね。
その当時から詩集読んだりしてたよね。
(M)「ずっと趣味がロックバンドのバンドのメンバーと、もう一つは詩人が好きっていう。
    ジャン・コクトーとか好きとか」
--だから素質があるわけだから。
(M)「ずっと交わらないものだと思ってたわけ。高校三年間。
    そしたらね、はっぴいえんどの時に必要ができて交差したんだよね。」
--ぼくが言ったからっていうよりも、必然的にそうなったんだよ。

(M)「でも細野さんがいなかったら、ぼくは普通のサラリーマン(笑) 」
--ほんとにドロップアウトしちゃったから、松本くんのお母さんに呼び出されて
悪い道に引き込まないでくれっていうようなことを・・笑
だって、卒業しないで飛び出ちゃったからね。そりゃ親は心配、、
(M)「はっぴいえんどやってたから、行けなくなっちゃったんだよね。
    どっちが面白いって言ったら、やっぱり、はっぴいえんどのが面白かったから。」
--ぼくは卒業したんだよね。[一同笑!!]
(M)「ねぇ、俺に卒論書かせたの覚えてる?社会学!」[一同笑]
--これから『はっぴいえんど』っていう世にも大事なバンドをやるんで
ついてはこういう詩を松本隆が書いてるって提出して、卒業させてくれって。
そしたら受け入れてくれたの。
きっとそれ(松本さんのはっぴいえんどの詞)を見て感激したんだと思う。あははは!
[一同笑]

--お父さん怒ってた?
(M)「泣いてたね。」
--その現場にいなくてよかった・・ははは、、
(M)「でもね、2人とも今となってはもう誇りになってるから大丈夫ですよ。」

>>エイプリル・フールが解散>>
(M)「細野さんとぼくとボーカルが小坂忠でだいたい決まってて。
    でも忠が『ヘアー』って当時有名なロックミュージカル、そっちやりたいって。
    細野さんが結構ショック受けちゃって。慰めてあげてたよ」
--それなのにオーディション行ってギター弾いてあげたんだよ。
[一同笑]


>>大瀧さんとの出会い>>
(M)「ちょっと会って欲しい人がいるって、細野さんの白金の自宅に来たら大瀧さんがいて」
    "Bluebird"だっけ?の途中のアコースティックギターのソロみたいのを大瀧さんがコピーして」
--そうだ!できたんだよなあれ。すごいな!!
♪8"Bluebird"--Buffalo Springfield

--で、まだ茂はいなかったんだけど、3人で。
(M)「茂は卒業待ち、高校の」
--そう、茂のお母さんにも言われた。あははは!
(M)「細野さんね、責任持たない人だから(笑)
    引ずりこむんだけど、後の面倒は見ない人だから(笑) 」
--ダメなミュージシャンだったら、誘わないよ。茂だからこそ、やってほしかったわけ。
(M)「茂は、高校生の頃から天才。天才少年。天才ギター小僧。」

>>はっぴいえんどの解散の時>>
(M)「解散間際はマジに仲悪かった(笑) バンドの解散っていうのはそういうことなんだよ。
    でも、半年くらい(笑) 」
>>"驟雨の街"の作詞を頼んだのは・・>>
(M)「解散した後、初めて一人でライブやるから、新曲やりたいから詞を書いてって」
--それ今、初めて聞いた・笑

(M)「でさ、書いて渡して、やったっていうテープも聴いたんだけど、録音しないから
    ああ気に入らなかったんだと、この話は忘れようと思ってさ
    『HOSONO HOUSE』にも入ってないし、あボツになってると思って(笑)」
--いや、あの詞が難しいんだよね。
(M)「あれは細野さんには合わなかった。ちょっとベタベタしたラブソングで。
    細野さんてベタベタしたもの嫌いなのね。
    あれはだから大瀧さんなら良かったって思う。」

--それがもう忘れたまんま、いくつか自分で弾き語りで録ったデモがあるんですけど
埋もれちゃってたのね。それを、岡田崇くんが発掘しちゃったんだよね。
で、それを松本くんに聴かせたのかな?
(M)「すごいお宝を見つけましたって言って。」

>>"驟雨の街":最初の詞でやってたら、松本さんから新しい詞が届いた>>
(M)「サビの一行しか残せなかったね。あのサビは結構いっちゃってるサビだから
    一行だけでもね、完全に確立してるのね。これはちょっとやんなきゃと思って
    で、わりと人間関係をドライにしてやったら、ぴったりはまったの。」
♪9"驟雨の街"



posted by daisy holiday at 00:00| daisy holiday 2015