2016年01月04日

playlist - 12.13.2015


Opening TM:Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : All Things Possible/Hirth Martinez
M2 : 蝶々さん/The Woodstock Vets
Ending TM : The Song Is Ended/Stanley Black


ゲスト:長門芳郎さんA


先週に引き続き、長門芳郎くんを招いています。よろしくね!もう話がね、尽きないから!溜まってるからね。ぼくも知らない話がいっぱいあるから。(N)「細野さん覚えてないんだもん〜」--ごめんなさ〜い・笑。ぼーっと生きてて。音楽のことしか考えてないから(笑)ぼくはボンヤリしか覚えてないけど、長門くんはわりと克明に覚えてますよね。(N)「昔はね記憶力が自慢というかね。」--あ!そうだったんだ。大瀧詠一にはるね。(N)「大瀧さんにはかないません(笑)最近はもうダメですね。」--楽しい、いい話を覚えていているんだろうけどね。やなこともいっぱいあったんだろうね、たぶん。(N)「いいことだけ覚えていればいいんですよ。」--これはいいことかわからないけど、2年前にアラントゥーサンがこのスタジオに来たの。ぼくは急に呼ばれて、誰が画策したのかは知らないけど、今からアラントゥーサンがスタジオ行くから来てくれって。行ったら、アラントゥーサンもわけがわからなくて。本人は曲を録りにきたのかと思ってるわけ。ピアノ弾きに。曲はどれだ?って言うから。そんなのないからね、あははは!そしたら気まずくなっちゃって。次の機会はちゃんと用意しとけ、みたいな小言言われて。あははは!(N)「アラントゥーサンは予備知識として、細野さんのことは知ってたんですかね?」--どうなんだかね。アラントゥーサン、大先生なんで。Dr.Johnの先生だしね。いつもスリーピースのスーツ着て、すごくお高い人っていうか(笑)普段から先生っぽいんだよね。だからちょっと近づきがたいんですよね。


(N)「先週話しましたけど、LAでDr.Johnと会った時、その後に僕ニューオリンズに
  マルディグラを見に行くって話したら、Dr.Johnが色々メモしてくれて、ここに行けとか。
  アラントゥーサンに会えとかこのレコード屋がいいぞとか。ジェームス・ブッカー、
  タッツ・ワシントン、クラレンス・ヘンリー。この辺会う方がいいと。」
--まだ皆健在だったんだね。
(N)「結局アラントゥーサンはいなくて。クラレンス・ヘンリーはホテルまで来てくれました。」
--ほんと〜?貴重な体験だ、それは。もう会いたくても会えないからね。
(N)「ジェームス・ブッカーも亡くなりましたしねぇ。」
--もう、20世紀が幻のような時代になっちゃってね。
(N)「細野さん、ファッツ・ドミノの来日公演を・・」
--見てるよ〜。すごかった。ピアノを体で動かしてくような。
(N)「最後の方にね、お腹でグランドピアノを押して端から端まで。」
--そうそう(笑)見せ場だねあれは。
(N)「あれ僕ねぇ、なぜか、サンプラザで大瀧さんとラブシートで見たんですよ(笑)」
--えええ〜〜っ!笑。ホント?仲良いね〜!
大瀧くんとはどの程度の付き合いだったわけ?
(N)「やっぱりシュガーベイブが大瀧さんのプロデュースでレコードデビュー
  することになったんで、福生のお宅にはよく伺ってましたけどねぇ。」

<細野さんのお父さんがパイドパイパーハウスに??>
--ある人からメールがきて、テレビで長門くんがぼくの話してるって言うわけ。
パイドパイパーハウスにぼくの父親が…
(N)「あ!いらっしゃいました!」
--でしょ?!それ知らないんだよぼく!
(N)「トロピカルダンディだったかなぁ。。
--へー!知らなかったぁ。(父親が)パイドパイパーハウス、探したんだねぇ・・
ぼく、その頃ね断絶してたから。ぼくはもう…はっぴいえんど以来、ヒッピーになっちゃったから。
大人たちとあんまりコミュニケーションしなかった。別に仲悪いわけじゃないよ。
(N)「確かね、"息子のレコード"っておっしゃったような…」
--長門くんが対応したの?
(N)「僕です。」
--そうなんだ?!それ最近テレビで言わなかった?
(N)「ラジオで話したかも。あ!いとうせいこうの番組だ。
  8月に赤レンガのパイドパイパーハウスの復活をした時の取材で。
  曽我部くんと。そこで立ち話でそういう話を聞かれましたね。
  確かねぇ、3枚買いましたねぇ、同じものを。」
--そうだったんだ、、なんか、何とも言えない気持ちになるんだよね。

<『泰安洋行』のキッカケ??>
--『泰安洋行』って、ぼくいつ出したの?
(N)「76年ですよね。あれはの75年の(ティン・パン・アレイ/小坂忠の)
  「ファースト&ラスト・ コンサート」の全国ツアーの時に
  小坂忠さんと細野さんと僕で長崎ブラブラしてて・・」
--中華街行って、"泰安洋行"っていうおみやげ屋さんがあって。
これだ!と思って。ふふふふ!
(N)「で翌年そういうタイトルのアルバムを作るという。。」
--だいたいは、やっぱり長門くんが関わってるよね。色んな意味で。
(N)「ラッキーだと思いますよ。いろいろそういう…偶然いれたということが、はい。」
--大事な、シュガーベイブの初期に関わってたりして、
あの頃って長続きしない…すぐ終わっちゃうんだよね(笑)
(N)「そうですね。結局、シュガーも活動期間短かったですしね。」
--はっぴいえんどだって通算2、3年だしね。
(N)「でも3枚出したじゃないですか。」
--その流れでいくと、今やってる高田漣くん、伊賀航くん、伊藤大地くんとやってるのは
もう10年以上になってるんだよね。一番長いの。
(N)「あ!そうですね。ティンパンとかキャラメルより全然・・」
--全然長いの。そういう時代になってきたんだよね(笑)びっくりだね。
(N)「若い人で、素晴らしい才能持ってる人多いですよね。」

<長門さんの最近は?>
(N)「今年の夏はとにかく、パイドパイパーとハース(Hirth Martinez)
  未だにそれが尾を引いてるというか。
  Hirth Martinezの4曲入りのアナログ盤を作ったんです。
  あの時にライナーノーツをハースに頼んで、細野さんのことばっかり書いて…」
--コメント読んだ。感動したよ!そうそう!そのことでちょっと聞きたい。
『泰安洋行』をリヴォン・ヘルムに渡したの?
(N)「僕はね、まずジョン・セバスチャンに渡したんです。
  76年に『泰安洋行』と『トロピカルダンディー』を渡して、彼はすごく気にいって、
  彼の番組でかけたり。そういうんでザ・バンドの連中が聴いてやっぱり気に入って。
  あとマリア・マルダーとか、ジェフ・マルダーとか。
  マリア・マルダー経由でビル・ワイマンにいって、そののち、
  エリック・クラプトンまでいっちゃうんですよね。」
--あ、クラプトンまでいってんだ?それは知らなかった。。恐ろしい、、
(N)「細野ファンが結構、全世界に。」
--それは長門くんが仕掛けたっていうか。キッカケだよね。
(N)「ジェフ&エイモス[Geoff Muldaur & Amos Garrett] が来た時に、伊豆に魚釣りに行くっていう
  話があって、じゃあその行き帰りの車の中で・・
  ぼく細野さんのカセット作ったんですよ。これを車の中で聞かせてくれと。
  それでジェフ&エイモスが聴いて細野さんを認識したというか。」
--エイモスも香港ブルースやってるしね。
(N)「ジェフと細野さんはジャグバンドで共演したりとか。」
--そうなんだよ!そこにジョン・セバスチャンとかも居たりして、楽屋で二人で話して。
ジムクエスキンには緊張するよね、って言ったらジョンもそうだって言ってた。ははは!

--フリッツ・リッチモンドっていうジャグの人、亡くなっちゃったけど
何かの時にマリア・マルダーと一緒にきたのかな?
そこに、ぼくはビル・ワイマンのお世話係で
今日マリア・マルダーが出るよって、スパイラルに行ったんですよね。
で、周りの人誰も気がつかないから、ここにビル・ワイマンがいるよー!と思いながら…
(N)「あ。なんか、影薄いんですよね。あの人。」
--あっははははっ!!
(N)「だって、《ビル・ワイマン/ローリングストーンズ》って書いた名刺ありますよ。」
  や、知ってるよ!って言いたくなりますよね。笑」
--代官山にあった焼き肉屋、"サージェント・ペパーズ"って名前だったの。
すっかりそのこと忘れて連れてっちゃったの(笑) そしたら、皮肉言われて(笑)
その後、マリア・マルダー観に行って楽屋行ったら、
マリアがビル・ワイマンの方に来ないで、わーっとぼくのところに小走りに走ってきて
『あんたがルーチューガンボマンだ!』って
(N)「確か、マリア、ルーチューガンボ、レコーディングするとかしないとかいう話あったですね。」
--まあそういうことも全部、発端は長門くんだったという・・
(N)「マリアとHirth Martinezも昔友達だったんですよ。」
--だろうね、皆なんか繋がって。仲間で。
(N)「ハースの98年に『ミスター・ドリームズヴィル〜夢の旅人』っていうのを作ったんですね。
  その時に、ジェニー・マルダーに1曲ボーカルで入ってもらって
  何十年かぶりにハースとジェニーが再会したという・・」
♪1"All Things Possible"--Hirth Martinez

--いや、いいな。しみじみしちゃうなぁ。
(N)「最後のsaxソロがデヴィッド・サンボーン。ウッドベースがロン・カーターで。
  ピアノがガース・ハドソン。ハースとジェニー・マルダーのデュエットという。
  これ僕、NYのスタジオでずっとそばで見てました。」
--すごい体験だな。なかなか体験できないよね。
(N)「ハースは本当に日本が大好きでね、細野さんが大好きだったんですよ。」
--ちゃんと、話せばよかったかなぁ。。
まさかぼくは亡くなると思ってないんだよね、、また会えると思ってたんだよね。
(N)「残念ですけどね・・音楽がこうして、ずーっと残りますから。」
--音楽ってそういうもんで、いい音楽いっぱい聴いてるけど、みんな今いない人たちだからね。
(N)「アラントゥーサンもそうだし、ハース・マルティネスもそうだし。ずっと聴いていけるし。
  若い人は初めて出会う。出会った時はもう亡くなってたりするわけで。
  細野さん、長生きしてください。」

--また長門くんと何かやりたいよなぁ。来年あたり、アメリカ大陸に行こうか〜、、
なんかね、ロスからインディーズの人が来て、これから詰めるんだけど
それを記念にじゃあロス行こうかなって、仲間たちと話をしたんだよね。
(N)「昔、細野さんの『トロピカルダンディー』、最初の2作とかを
  ベアーズビルレコードがね出したいな〜って話もありましたよね。
--ベアーズビルね・・そっちで出てたらぼくの人生もまた違うことになってたね。
ま、出なくてよかったかな、、うん。
はははは!

>>>最後に1曲。
(N)「ウッドストックの連中>>>ジョン・サイモンのプロデュースで
  ジョン・セバスチャン、ジェフ・マルダー、ガース・ハドソン。
  そしてコーラスでフィフス・アベニュー・バンドのマレーが入った・・
  蝶々さんのカヴァー。」
--豪華だなぁ!
♪2"蝶々さん--The Woodstock Vets


posted by daisy holiday at 00:00| daisy holiday 2015