2016年11月25日

playlist - 10.30.2016


Opening TM:Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : 東京ブギウギ/笠置シヅ子
M2 : Beat Me, Daddy Eight To The Bar/Woody Herman Orchestra
M3 : Down the Road A-Piece/Ray McKinley Trio
M4 : Scrub Me Mama With a Boogie Beat/The Andrew Sisters
M5 : 買物ブギー/笠置シヅ子
M6 : The House of Blue Lights/Ella Mae Moose
M7 : The Joint Is Really Jumpin' Down At Carnegie Hall/Judy Garland
Ending TM : The Song Is Ended/Stanley Black


一体ブギウギとはなんだ?と、思いながらやってるんですね。


今年も押し迫ってきつつありますが。ここ最近ずっとライブをぼくはやってて、後半いつもブギウギを披露してるんですけど。一体ブギウギとはなんだ?と、思いながらやってるんですね。 日本では、昭和23年に服部良一作曲、鈴木勝という鈴木大拙の息子さんが作詞をして、笠置シズ子さんが歌った"東京ブギウギ"、これが大ヒットしたんですね。1948年。ぼくは1947年生まれなんで、そこら辺がやっぱり、原点ですね~♪1"東京ブギウギ"--笠置シズ子さんは1914年生まれ。服部良一さんは1907年生まれ。その2人の出会いが、爆発的な音楽のエネルギーを生んだんですけど、そもそも服部さんは戦前からジャズをやってましたから、戦中は非常に苦い思いをしてたと思うんですね。ジャズができなかったわけで。ですから、ジャズの代わりに南洋系の方に転化したっていうかね。検閲が凄まじかったんで。ジャズなんてのはもってのほかという時代だったんですね。その頃アメリカではブギウギが大流行りだったんですね。ですから、終戦直後に、解禁されたというのかな。開放されたんですね、服部良一のような音楽好きにとっては。爆発的にブギウギを吸収したんでしょうね?笠置シズ子がまた天才的な表現力だったんで、"買い物ブギ"とかね、色々ブギウギやってたんですけど。昭和23年にレコーディングされたんですが、その現場には米兵が観に来たそうですね。それほど、アメリカナイズされてるというかな。いろんなことが言われてますけど。でも、やっぱり、アメリカの政策というのもあったんでしょうね。ブギウギってのを使って、日本を変えていきたいっていうようなこともあったような、なかったような…。

--まぁ何があったにせよ、ブギウギってのは、非常に強いエネルギーがあって
人々を魅了する魅力があったんでね、ごく自然なことだと思いますね。
そこら辺の話がですね、『相倉久人に聞く昭和歌謡史』という本に出ています。
去年亡くなったんです、相倉さんは。
その戦中のことも色々よくご存知の方なんで、非常に面白い話がいっぱい聞けます。
対談形式の本。その服部良一の話とか色々出てきますんで、興味のある方は是非。

それでは、アメリカではどんなブギがあったかっていうと
♪2 "Beat Me, Daddy Eight To The Bar"

--演奏はウッディ・ハーマン楽団(Woody Herman Orchestra)ですね。
歌ってるのがレイ・マッキンレー(Ray McKinley)
Ray McKinleyって人はグレン・ミラー・オーケストラでドラムスをやってたんですね。
ついこ最近まで、自分のビッグバンドでブギウギやったりしてました。もう今はいないんですけど。
日本にも来日してて、ニュー・グレン・ミラー・オーケストラ率いて来ました。
それをぼくは中学のとき観に行ったりしてました。
"Beat Me, Daddy Eight To The Bar"は、1940年にドン・レイ(Don Raye)という作曲家と
そのRay McKinleyで一緒に作った。
ブギウギ自体は戦前からもちろんあって、ピアノの音楽だったんですね。
Meade Lux Lewis、Albert Ammons、Cow Cow Davenport…
色々、そういうブギウギのピアノニストの名手がいて。
これはブルースの中の、一つの黒人たちの音楽の特徴だったんですけど
40年代になると、白人の音楽になってきちゃったんですね。
特にビッグバンドがみんなこぞってブギウギをやり始めてる、っていうのが40年代で。
"Beat Me, Daddy…"がその走りみたいなね、、41年くらいから太平洋戦争ですからね。
戦争中ブギが発展していって、特にそのRay McKinleyを中心にね、結構ヒットしてたんですね。
♪3 "Down the Road A-Piece"という曲も、1940年、Don Rayeの作曲ですね。
これはRay McKinley Trioですね。

--やっぱりDon Raye作曲で1941年の作品
♪4 "Scrub Me Mama With a Boogie Beat"--The Andrew Sisters

--The Andrew Sistersというと、3人の姉妹たちのコーラスグループ。
やっぱり戦時中の活躍が目立ってて。女性兵士の制服着たりした画像が非常に印象的ですけど。
他にもね、ブギがいっぱい、彼女たちには持ち歌としてある。
戦後は、1952年までGHQが統制してたんですけど、そこ(52年)からそれが溶けるんですね。
言ってみれば、ちよっとした独立ということになったんですね、日本は。
その機運っていうのは結構、世相に反映してて、、
アメリカナイズから日本独自の歌謡曲への移行っていうのがあって。
当時は江利チエミ、雪村いづみ、美空ひばりなど歌の上手な女性歌手がいっぱい出てきて。
同時に、ペギー葉山とか、洋楽志向のジャズを歌うシンガーたちも
だんだん歌謡曲に移行してったんですね。
その時代に、笠置シズ子のわりと最後のあたりの音楽が "買い物ブギ"で
これは服部良一が作詞作曲してますね。非常に才能のある音楽家だったんですね。
1950年のレコーディングです。
♪5 "買い物ブギ"


--「ワテほんまによいわんわ。」っていうのが当時流行りまして。
最近、大阪でも「ワテ」なんて言う人はいないんですけどね。
ところでぼくは、ライブで"Beat Me, Daddy Eight To The Bar"
"Down the Road A-Piece "ここら辺やってますね。
"Scrub Me Mama With a Boogie Beat"--これもいつかやりたいけど、難しいですね。
あとね、やってる曲が ♪6 "The House Of Blue Lights"という名曲。
これはフレディ・スラックというピアニストが大活躍してて、
彼が発掘したElla Mae Morse という少女が歌ってます。
♪6 "The House Of Blue Lights"

--Don RayeとFreddie Slackの共作でしたね。1946年、もう終戦の頃です。
あと1曲、、どうしようかな。ほとんどのブギウギの名曲は出揃ってるんですけど。
もちろんDon Rayeが中心になって曲を作って、Freddie Slack、Will Bradley
Ray McKinley、Ella Mae Morse……
ここら辺の人たちの活躍で、ブギが盛り上がってたわけですね。
もちろん、ハリウッド映画でもよく使われてて。
あのジュリー・ガーランドがブギウギを歌ってるんですね。
♪7 "The Joint Is Really Jumpin' Down At Carnegie Hall"--Judy Garland



posted by daisy holiday at 00:00| daisy holiday 2016