2016年12月01日

playlist - 11.6.2016


Opening TM:Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : ゆさぎ/青葉市子
M2 : 鬼が島(弾き語りライヴ)/青葉市子
M3 : 光輪/テニスコーツ
M4 : 太陽さん/青葉市子
Ending TM : The Song Is Ended/Stanley Black


ゲスト:青葉市子さん


今日は青葉市子さんを迎えて。--前ここに来たのは、もう3年前なんだって。あっという間だね。最初に会ったのはいつだっけな?…6年前?っていうことは、市子ちゃんはまだ、成人・・「して、、ないくらいですね。19歳。」--ひえ〜。子どもだよね(笑)でも、印象はまったく変わらないよね。アナログ盤も一緒に出た、アルバム『マホロボシヤ』(10/19発売)--面白い名前だね。「これは、"幻"と"滅ぼし"が一緒になってます。」--滅ぼし!うひゃひゃひゃ、、さすが!ジャケットも意外にダークだよね。でも本人はなんか幸せそうだよね〜。「にこにこ。嬉しくて。またここに来られたのが…」>>>新譜から--♪1 "ゆさぎ">>>いや、美しい!大人になった感じもするな~、やっぱり。>>>会った頃は(音楽)やり始めて2年くらいだった>>>最初からギター弾けてたからな〜。不思議な少女だったよね・笑。最近は?ツアーもやってたりするでしょ?「3年間、オリジナルアルバムはお休みしてたんですけど、その間にアジアツアーに。台湾はたくさん行ってて、その他にシンガポール、マレーシア、タイ、韓国…色々行ってました。」--あ、すごい~。どんな反応があるんだろう?「う〜ん。エレキギターを使って、エフェクターをたくさん踏んで声を重ねたりする弾き語りの人はいっぱいいるんですけど、でも、純粋な生演奏だけの弾き語りの人はまだ少ないみたい。すごく珍しいものみたいな感じで、みられてました。」--面白いなぁ。どういうとこでやるの?「ライブハウスもあるんですけど、雑多な…酒場なのかなんなのかわかんないところとか。」


--楽しかった?
「楽しかったです。」
--ご飯も美味しいしね〜。
「美味しかったです、屋台のご飯とか。あとはなぜか、もう歌える人がいたりして。」
--ええっ?!
「マレーシアに行ったら。一番最前列に座ってる人が、私がライブで歌ってると
 1オクターブ下くらいでずっと追いかけてくる人がいて。どこで知ったんだろうと思って。」
--だいたい、真似しようと思ってもできないよ?メロディーとかね。
「ちゃんと歌詞も、日本語で。」
--あっちの方にまだぼく、行ったことないんで。来年行こうかな、なんて思ってるけどね。
市子ちゃんの歌をみんな聴いてるなら、ちょっと安心・・うふふふ!
世界中に、そういう風にちゃんと聴いてくれてる人がいると、
信じてやっているんですけどね、ぼくも。


--ギターを持ってきてくれてる っていうか、いつもギター持ってるんだよね?
遊びに行く時も持ってるの?
「遊びに行く時も、そうですね、持ってますね(笑)とりあえず背負っとこうみたいな感じで」
--もう一心同体だよね。そのナイロン弦のギターは、ずっと変わらない?
ジュニア用の、、それ、素晴らし〜いんだよね。いい音だし。

新しいアルバムから 生演奏で。こりゃ貴重な録音になります。
♪2 "鬼ヶ島"(弾き語りライヴ)

--スンバラシイ・・。気持ち良かったー。【拍手】
これライブより近いね。すんごい近い!この近さがたまらない。
それにしても、鬼ヶ島というね?!
「この曲は長野県で書いたんですけど、松本市の女鳥羽川っていう、すごい綺麗な川があって、
 朝陽を浴びるとキラキラ光って本当に綺麗なんですね。その様子をぼんやり見ながら作った曲です。」
--それを見ながらなんで鬼ヶ島なんだろうね?(笑) 発想が独特というかユニーク。
美しいけど!ね?なんか夢のような、世界ですね。意味を深く追求してもしょうがないかなっ?笑。
ありそうなんだけどね、奥深〜い、なんか、闇がね。
「日常で暮らしてて、光と同じ量か、少し少ないくらいの割合で闇が混在しているなと思っていて、
 でもそれを避けたりしないで、表裏一体みたいに同じ調理法で自分の中に取り込んでみよう
 というのがざっくりしたテーマで。なので、"幻"と"滅ぼし"をくっつけたんですけど…」
--なるほど。相反するっていうかね。
なかなか、闇の方に向かう人がいないんだよね、今。みんな光の方ばかりで。
その光もLEDだしね(笑) 眩しすぎて。
谷崎潤一郎の『陰鬱礼賛』とかね。ものの陰に美を見出してる人、昔はいっぱいいたんですよね。
日本全体が暗かったからね。ロウソクで。
だから震災の時に、ちょっとホッとしたりしてね。いろんなこと思い出して。
〈灯火〉っていいなぁ、とかね。
本当の闇ってのはどうなんだか、あんまり知らないんだよなぁ。実は。東京暮らしだと。


--普段何聴いてるのかってのはすごい興味あるよね。
「まさに普段 聴いてるものを、持ってきました。聴くようになりました。
 いろんな人から教えてもらったり、友達になったりして。」
--わりと…人と交流していけるタイプなんだね?
「笑・・いけるタイプ?ふふふ。そうですね、
 テニスコーツなんかは、一緒にライブしたりするので。」
♪3 "光輪"--テニスコーツ

--なんかこう、ピュアだなぁ。こういう音楽もけっこう日本には、多いんだね。
市子ちゃん含めてね。作りすぎてないっていうの?
自分の奥の方〜を照らしてるっていうかね。
だいたいみんな外に向かっちゃううから。聴いてー!みたいな(笑) 

>>>3年間の大きな変化>>>
「演劇。お芝居をわりとたくさんやっていて、『マームとジプシー』という劇団で
 劇伴をやったり、純粋に役者として出たりも。この間もう亡くなってしまったんですが
 松本雄吉さんの維新派としての演劇に歌と役者として出てたんですけど。」
--へえそっか、 ぼく観てないんだよなぁ。どお、面白い?
「面白いですねぇ。普段弾き語りをしてると、フィルターがないんですよね。
 自分と外の間に、何もないというか・・」
--そう、ね。制約ってもんがない。人からこうしろとか言われないもんね。
「演劇になると、本があって、演出家がいて。一つか二つのフィルターを通して発信する、、
 アウトプットの仕方が変わるのが、面白いなぁって思って。」
--演劇よくわからないんだけど、音楽と共通するところはあまりないのかな?
「曲を書いてもらったりする人は、たぶん近いのかもしれないです。
 歌詞だけ自分で書いて、作曲してもらって歌う人とちょっと近いのかな。」


--市子ちゃんは、実は草食系じゃなくて?
「ぜんぜん肉食べますよ。大好きです!元気でる。」
--エネルギーあるもんね〜。一番好きな食べ物は?
「味噌汁と、うどんと、ぶどう。イチジク。好きです。」

--ま、色々ね、聞きたいこともあるけど、そっとしておきたいってこともあるねぇ・・笑。

>>>最後に1曲>>>
「明るい曲もあるんですけど。」
--ホントにぃ〜?明るい曲があるなら、ちょっと聴いてみたいなぁ!
♪4 "太陽さん"



posted by daisy holiday at 00:00| daisy holiday 2016