2016年12月20日

playlist - 12.4.2016


Opening TM:Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : Help Me/K.D.Lang
M2 : Baroque Hoedown/Perrey & Kingsley
M3 : The Unidentified Flying Object/Perrey & Kingsley
M4 : L'ame des poetes/Charles Trenet Et Son Quartette Ondioline
M5 : LOVER/My Ondioline /Jean Jacques Perrey
M6 : Huckleberry Duck〜The Toy Trumpet/Jean Jacques Perrey & Dana Countrymen
Ending TM : The Song Is Ended/Stanley Black


ペリーさんすごいね。歴史的なレコーディングに立ち会ってるんだからね。


今日は岡田崇さんと--ジャン・ジャック・ペリーさんが亡くなったという。先週、ぼくは初めて知ったけどもKay Starrが亡くなって。94歳。20世紀の重要な人たちがね、生きてる人もいれば、亡くなった人のが多いんですけど。その話の流れで、心配してたジョニー・ミッチェルさん、復帰して。「お元気そうで。」--ええ。よかった!すごい名前の難病なんだよ。『モルジェロンズ病』これ、なんか陰謀論が渦巻いてて。皮膚の下をムズムズ虫が這い回るみたいな病気で。なんか兵器じゃないかとか(笑)いろんなこと言われて。ちゃんと知らないですけどね。ジョニー・ミッチェルさんを元気づけるっていうか。ジョニー・ミッチェルの曲♪1 "Help Me"をK.D.Lang で>>>『Tribute to Joni Mitchell』というアルバムに入ってます。では本題…ジャン・ジャック・ペリーさん。「何から話せばいいのか…。11/22にNYでジャン・ジャック・ペリーさんのトリビュートコンサートというのが元々企画されていて、それに僕はお誘いを受けて。ペリーさんの娘さんから連絡があって、ペリーさんと2人でNYに行くので、最後の旅だと思うから…コンサートをやって翌日には食事会をやるので来ないかと言われて。アンジェロ・バタラメンティだとか、ビリー・ゴールデンバーグという『刑事コジャック』とかやってた人も遊びに来るよみたいなことで、なかなかない機会なので行こうと思っていた矢先に、、実は10/25に娘さんから連絡があって、倒れたと。ちょっとどうなるかわからないわ、みたいな。でも復活して、来れないにしても元気になるんじゃないかと期待してたのですが……突然のことで、びっくりしているところです、、まだ。ジャン・ジャック・ペリーさんて、わからない人もたぶんたくさんいると思うので、一番有名であろう曲をかけようと思います。Perrey & Kingsleyの1967年の作品--♪2 "Baroque Hoedown"--

「ディズニーランドのエレクトリカルパレード。1972年から使われているらしいので、もう…」
--すごいね。
「これがPerrey & Kingsleyの2ndアルバムで、その前の1stは1966年に出てるんですけど
 それは、ムーグシンセサイザーとか使わずに、、」
--何使ってたんだろう?
「オンディオリン(Ondioline)というペリーにしか弾けないような楽器があるんですけど(笑)
 それのデモンストレーターとしてNYに来るんです。
 そのOndiolineという電子楽器と、テープコラージュというか、テープループですね。」
--現代音楽系なんだろうね?
「そうですね。だから、そういうテープループだとか、電子音楽、ミュージック・コンクレート
 とかをポピュラーミュージックに持ち込んだ、最初の人じゃないですか。」
--それ聴きたいな。
「じゃあ、そのペリキンの・・」
--ペリキンね?笑
「1stの1曲目--Perrey & Kingsley♪3 "The Unidentified Flying Object"」


--明るいよね〜?ははは。ほんっとに。この頃のサウンドですけどね。UFOもの多いすけどね。
そもそも、ペリーさんはどこ生まれ?
「フランス人です。パリ北部生まれ。」
--若い頃、なにやってたの?
「若い頃から演奏してたんです。アコーディオン弾いたり、、」
--あ、ミュージシャン、プレイヤーなんだね?
「プレイヤーもやりつつ、薬学の方を、、お医者さんの学校に行ってたんですけど
 やっぱり、実習で解剖とかがあったり…もう、こわ〜いって感じで。(笑) 」
--あははは!
「音楽の道に。そうこうしているうちに、ジョルジュ・ジェニーという方が
 Ondiolineという楽器を発明して、その音色をラジオで聴いて惹き付けられて
 そのジョルジュ・ジェニーさんのところを訪問して、貸してくれないかと(笑) 
 僕がデモンストレーターみたいにになりたいと。一生懸命練習して。すっごい難しいんですよ。」
--見たことないよね〜その楽器。
「モーガン・フィッシャーさんところに、一緒に行ったじゃないですか。あの時に、あったんですよ。」
--あった?全然気がつかなかった・・笑。
「音も聴かせてもらったんですけど、やっぱり・・ペリーさんじゃないと弾きこなせない感じが…
 日本で持ってるのは、たぶんモーガンさんくらいじゃないですかね。
 ジョルジュ・ジェニーさんからOndiolineを借りて練習して、何の音でも出せる(笑)
 バンジョーとかストリングス、いろんな音が出せるんで。
 それを武器に、デモンストレーションでいっぱいまわるんですよね。
 そうこうしているうちに、ジャン・コクトーに出会うわけですよ。
 ジャン・コクトーがホテルのバーでペリーさんを待ってて。
 『Ondiolineが素晴らしい、あなたの演奏が素晴らしい』と。
 『でもパリでこんなことやっててもしょうがないんじゃないか。アメリカに行った方がいいよ。』と。
 で、紹介されたのがエディット・ピアフで」
--すごいつながりだね。
「Ondiolineをエディット・ピアフの前で演奏して。
 わかった、スタジオに行こうと。でレコーディングするんですよ。」
--ピアフと一緒にやったの?
「コンサートでゲストでペリーさんがOndiolineを弾いてる時はある。
 シャルル・トレネと一緒にやってるのはあって。聴いてみましょう。」
>>>1951年、Charles Trenet Et Son Quartette Ondioline--♪4 "L'ame des poetes"
--これ、しょっちゅう聴いてたよ。

「このレコーディングの時に、ジャンゴ・ラインハルトが一緒にいたんですって。」
--そこにいたの?弾いてはいない?
「なんか、、聴こえないですよね?(笑)」
--すごい顔ぶれね。
「ペリーさんは譜面が全然読めなかったんで、どんな音を求められてるのかもちょっとわからなくて
 ジャンゴにどうしたらいいって言ったら、『大丈夫!ぼくも読めないから』って(笑)」
--すんばらしい〜話。
「ウッディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』で50年代にトリップしてたら、
 ピアフとかトレネとかコクトーとか・・」
--ウッディ・アレンってどしても、40年代とかね。20年代ね・・(笑)
なんか観たいねえ。とても観たい。
とにかく、ペリーさんすごいね。歴史的なレコーディングに立ち会ってるんだからね。


「ピアフさんと一緒に…スタジオで録音したものを、アメリカのパトロンみたいな方に送ろうと。
 キャロル・ミュージックというのをやってるキャロル・ブラッドマンって人にテープを送る。
 それを聴いて、すぐ『come!』って飛行機のチケットの裏に書いてあるのが送られてきて。
 それが59年末くらいなのかな。NYに行く直前にペリーさんはMr.Ondiolineという名義で
 レコーディングしていて。それもパシフィックレコードというところに自ら行って、
 レコードが作りたいと売り込んだ(笑)
 その中から・・♪5 "LOVER/My Ondioline"--Jean Jacques Perrey」


「NYに行って、すぐにレイモンド・スコットのスタジオに行ったりとかですね・・」
--出ました!
「笑・ペリーさんは、この番組のテーマでもおなじみ、
 Harry Breuerさんと2人でレイスコのスタジオに。。」
--なんか繋がってるわけですよね、そうやって。

「10年間NYでがんばって、いっぱい音源を作って、
 70年代からはフランスに戻って、ライブラリー音源とかをいろいろ作ってるんですけど。」
--じゃあ一番活動的だったのは、そのアメリカ、、?
「そうですね、60年代、丸々10年間ですね~。」

「レイモンド・スコットのでっかいスタジオ、電子音楽スタジオ。
 あそこはスタッフが揃ってないと音が出せないらしくて(笑)
 Ondioline持ってって、デモンストレーションやって、気に入って。
 『Manhattan Research』というレイモンド・スコットの本に
 ペリーが渡したOndiolineの楽器が写ってますよ。もうすんごい改造されてますけど・笑」
--なんていうの、未来派っていうか、その時代のね、SFというか。
面白い時代だよなぁ。楽しかったんだろうねぇ!

>>>最後の曲>>>
「レイスコのソングブックに参加してもらったので、、それがいいかなぁ。
 ペリーさん、たぶん、最後の録音になったんじゃないかと思うんですが・・
 この後やってるかもしれないですけど。
Raymond Scott Songbook』より
♪6 "Huckleberry Duck〜The Toy Trumpet"--Jean Jacques Perrey & Dana Countrymen





posted by daisy holiday at 00:00| daisy holiday 2016