Opening TM:Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : シンコペイテッド・クロック/Salyu
M2 : Chattanoogie Shoe Shine Boy/The Satisfiers
M3 : VALON-1/Salyu
Ending TM : The Song Is Ended/Stanley Black
ゲスト:Salyuさん

今日は久しぶりに、Salyuちゃん。いらっしゃ〜い!この間(11/2)ブルーノートで、1部・2部を観てくれて…笑。「firstステージだけのはずだったんですけど、図々しく…居座って。最高のステージを本当にありがとうございました。」--ぜんぜん図々しくないよ。いてくれてよかった〜!最近の活動は?レコーディングもやってるんでしょ?「オリジナルじゃないんですが、ちょっとCMのお話があって、"What a wonderful World"のカヴァーをしました!」--おっ、いいなぁー!「いや、すっごい難しかった!」--ほんと?でも想像いましちゃった、良さそう。「そんな感じで、アルバムとか、そういう制作は全然してない。まだまだ自分の中でテーマ…ヴォーカリスト的なテーマ?今この年齢で何を作るべきかとかが定まらなくて。ちょっと今…蓄積中ですね。」--あれでしょ?宅録っていうか、多重録音やってるんでしょ・笑?「実は、そっちは、細野さんにもいつか自分の家で録った、声を最大20トラックくらいまで重ねて作った(笑)一人コーラスの音源を聴いていただいて。あの時すっごく嬉しかったです、細野さんがやってみたら?もっと。と言ってくださって。実は最近、CDのリリースはまだ考えてないんですが、コツコツ、、ファンクラブの中で勉強の意味で、コンテンツの一つとしてそれが聴けるコーナーを作らせてさせてもらって。そこで今、勉強中~…トラックが多いし、エンジニアさんに立ち会っていただくのも時間かかるしほんと心苦しくなるから、ミックス、マスタリングまで自分でできるようになりたいなと思って勉強中です。」
>>>Salyuさん選曲
「今日は、ルロイ・アンダーソンの世界、色々カヴァーしてみたいなぁと思って。
これは実は私、子どもの頃に合唱団に所属してたんですけど、そこでも
ルロイ・アンダーソンの世界はやってて。」
--いい学校だよ、それ!
「その当時コーラス、みんなで声を合わせてやってたものを自分一人で、
あとちょっと、ユニークなノイズ、音も加えて先日やってみました。」
--聴きた〜い、聴けんの?ここで。
「ファンクラブの特別なものだから、細野さんのラジオだけ、今日だけっ、かけさせていただきます!」
♪1"シンコペイテッド・クロック"--Salyu
--すんばらしい![拍手!!]クオリティ高いよ。これはなんか、昔っからあるような感じ。
名盤の中に入ってるっていう。褒めすぎてはいないよ、ほんとにそう思うよ。ミックスがいいしね。
「ほんとですか?!もう、手当たり次第って感じで・・笑」
--自分でやったの、これ?なんか声のハリが出てるよね?自分の部屋でやったの?
「これは、私が所属してる事務所にレコーディングスタジオがいくつかあって、
そこを何日も押さえさせてもらって(笑) 録って終わってミックスするっていう、、
なんの知識もないのに、楽しくなっちゃって(笑) 泊まり込んでいろいろやってみたりとか。」
--ほんとに一人でやってるわけ?珍しいね!
「まったく一人でやってます。楽しくてしょうがないですね。
これからも色々やっていきたいなーと思うので、、」
--これはね、いっぱい作った方がいいと思う。楽しいでしょ?だって。ねー。
自分の部屋でやってた頃、前聴かせてもらった"Angel of My Shoulder"とかね。
こんなに声張り上げないじゃない?自分の部屋だと。隣近所がある(笑)
どうしても静かになっちゃうよね、曲によるけどさ。
これはびっくりした、最初。ハリがあるんで。コンプな感じがスンバラシイ。
ポップな世界がもうできてるから、これは絶対これでまとめて作るといいと思うなぁ。
「いろいろやってみて思うのは、歌詞のある曲ってやっぱりちょっと難しいというか、、
一人の声だから…言葉のある楽曲って、たぶんコーラスの技術とか、
ミックスの技術とかもかかってくるとは思うんですが。。」
--あ、そっかそっか。言葉をそのまんま歌うことが難しいってことね?
「そうです。埋もれちゃう?どこに楽曲を聴かせるテーマみたいな、
ピントを合わせたらいいかがわからなくなっちゃう。」
--あと、意味がでてきちゃうしね?今のを聴くと、純粋に音楽的な世界が聴こえてくるじゃん。
スキャットで。こういうのも、ありだよね。言葉も、そういう音楽があるんじゃないかな。
なんか言葉遊びみたいなね。そういうのがいいな~。
「ちょっと今後も、がんばってみます。」
--楽しみにしてるよ~。あの…それだけのアルバムっての、作る気あるわけ?
「あります!」
--あるんだ?良かった!
「作りたいんですけど、とてもじゃないけど今の自分の頭のなかの構想みたいなことだと、
一人でやんなきゃダメっていう…笑。誰かに手伝ってもらうのは絶対難しそうだから。」
--一人でやるのがいいんだよなぁ。女性で一人でやってる人って…
ぼくの知る限り、あんまりいないなぁ。知らない。
「仕方がなくそうなってるって感じなんですけど・笑」
--仕方ないのがいいんだよ(笑)男の人はさぁ、山下達郎くんとかね、やるじゃん?
低い声も出るじゃん。それはどうするの?
「ネタばらしをすると、どうしてもアルト、バス!っていうのが、女の人は体の仕組み的に
出ないから ウッドベースをちょっとだけ、混ぜてます。
やっぱりコーラスでも、男女混成っていうのはホント完成したコーラスだなぁって
考えさせられますね。女一人ではなかなか、一個の楽曲をカヴァーするのは難しいものがある。」
--でもその制約があるから、すごく面白いのができるんだと思う、たぶん。
>>>細野さん選曲
--The Satisfiers「ルルちゃん」というアニメのがあって、そのテーマソングをやってた。
♪2"Chattanoogie Shoe Shine Boy"
「いえーい!素晴らしい〜〜!」
--なんか、男女混合もいいね。
「やっぱり複数人で歌う、倍音の摩擦みたいなものが、これは一人だと絶対出せないので!
素晴らしいなと思いますね〜〜。感動!」
>>>告知>>>ミニマ - Salyu × 小林武史 - holy night - 12/20@めぐろパーシモンホール
「『ミニマ』というタイトルがついてるんですけど、
これは私を10代から育ててくださってるプロデューサーの小林武史さん--ピアノと、
私、ボーカルのデュオでやるステージを『ミニマ』って呼んでるんです。」
>>>2年間くらい前に小林武史さん主催のライブに細野さんが参加し、
Salyuさんがお2人の写真を撮ったという話>>>
「細野さんの音楽に、子どもの頃影響受けて。それが自分のポップの原点になっていると思います。
それで小林武史さんと私はそういう楽曲を作っていく道になり、ここまでやってきたので。
やっぱり小林さんと細野さんを並んで見れるのは、私にとってはほんっとに嬉しいことで・・」
--その楽曲、、っていうのが?
「映画『風の谷のナウシカ』の楽曲ですね。」
--いくつの頃?
「3歳です。3歳だったので映画を観た記憶はないんですが、楽曲を覚えて帰ってきて。
ずぅ〜っと歌ってるんですって。♪"風の谷のナウシカ〜"って歌詞だけを覚えて
あとは♪ラララ…で歌ってて。」
「あまりにずっと歌ってるからかわいそうだと思って、母がカセットとデッキを買ってくれて、
夕ご飯を食べた後にすごく満足した気持ちで、正座しながら聴くっていうのが日課になってた。」
--正座して?!笑。ぼくも正座して聴いてたよ。笑
ゆくゆく音楽家になる人はみんな正座して聴くんだね?ふふふふ・・
「いま、大人になって聴くと、安田成美さんの無垢な…まっすぐな。飾らないっていうか。
あの感じが、すごく子ども心に…オシャレなもの?!に思えて。
素敵なもの、歌いたいなみたいな、形というか印象が胸に残って。
わたし、Salyuっていう名前でデビューした1枚目が"VALON-1"という楽曲なんですが、
色濃く、影響を受けていると思います。
反映させていただいたと思います、私なりに、ふふふ。」
♪3 "VALON-1"--Salyu
