2017年06月18日

playlist - 6.18.2017

M1 : Don't Touch Me Tomato / Marie Bryant
M2 : Talk T’Me / Edmundo Ros and His Orchestra
M3 : サヨナラの唄 / 旗照夫
M4 : Adios America / Léo Belico / Roberto y su orquesta
M5 : Carribea / Raymond Scott
M6 : L'uomo di Paglia (わらの男)/ Carlo Rustichelli
M7 : Short Film / Eathan Gruska
M8 : Volare / Gilbert Le Roy Ses Rythmes



今週は、レギュラーゲスト<岡田崇さん>を迎えての音楽夜話。
Raymond Scottの新作「Three Willow Park」からのナンバーも。

1曲目のマリー・ブライアントは写真家の桑本正士さんのカリプソ・コレクションからの選曲でした。このページでは先週の放送でも取り上げられていたジョセフィン・ベイカーのバージョンでどうぞ。
Joséphine Baker / Don’t Touch Me Tomato


マリー・ブライアントは1919年ミシシッピー生まれのニューオーリンズ育ち。10歳の時に教会でジョセフィン・ベイカーのモノマネをするほどダンスや歌が好きで、1934年15歳の時にシカゴの劇場でルイ・アームストロングとの共演でプロデビュー。その後ライオネル・ハンプトンやデューク・エリントンと共演、1942年にエリントンのサウンディーズ映画「Bli-Blip」にポール・ホワイトとのデュエットで出演。ホワイトマンじゃないよ。
Duke Ellington and his Orchestra, Paul White & Marie Bryan / BLI-BLIP


サウンディーズというのは40年代に流行ったフィルム版ジュークボックス“パノラム”のために制作された16ミリフィルム映画のことで、ミュージックビデオのルーツみたいなもの。(検索してみてください)マリーはその後ハリウッドで振り付けやダンスの先生をするようになり、生徒にはマーロン・ブランド、デビー・レイノルズ(キャリー・フィッシャーのお母さん)ボブ・ホープ、ルシル・ボールなどがいました…ってことは、デイジーホリデー的には『腰抜け千両役者』の挿入歌「Home Cookin’」でのボブ・ホープとルシル・ボールの振り付けも?!と思ったら、ノンクレジットではありますが、ダンスチームのメンバーとしてマリー・ブライアントが出演しているとの記述がありました。へぇ〜
Bob Hope & Lucille Ball / Home Cookin’ from “腰抜け千両役者”


「サヨナラの唄」でご紹介した旗照夫。細野さんが昔テレビでよく見かけたよという当時の映像は見つからなかったので、旗照夫の唄う中平康監督『街燈』の主題歌をどうぞ。
旗照夫 /『街燈』主題歌


「さよならアメリカ」のLéo Belicoの唄っている映像は出来てきませんねぇ・・
顔はこんな顔の方です。


さて本題。ついに17年の歳月を経てレイモンド・スコットの電子音楽集『Three Willow Park』が6月30日に発売になります。今回はその中から「CARRIBEA」を。DOTレーベルからリリースされたシングル盤収録の曲ですが、シングルとは別のバージョンで今回収録されています。そして大ニュース!このCDの発売に合わせてレイモンド・スコット・アーカイヴスから349ページに及ぶトンデモない資料が無料で公開されました。これを眺めながら発売日まで期待を膨らませて待とう!
http://www.raymondscott.net/artifacts/
レイモンド・スコット特集また改めて組めたらと思います。


さて次はカルロ・ルスティケリ。先日、神保町のトニーレコードで購入。旧店舗から移転してちょっと神保町駅寄りの2階で営業しています。僕が初めてレイモンド・スコットのレコードを探しに来た時に、富士レコード社と共にAUDIVOX盤の珍しい10インチを売っていたのが今は亡き西島店主のいた旧店舗の2階でした。
ピエトロ・ジェルミ『わらの男』(1958)


レイモンド・スコット関連?ということで、武蔵小山のペット・サウンズ・レコードのオススメ盤として知ったイーサン・グルスカを。「深夜静けさの中でひっそり聴きたいシンガーソングライター」と紹介されていたのですが、まず引っかかったのは彼のお祖父さんが映画音楽家のジョン・ウィリアムズであるということ。レイモンド・スコット・クインテットの屋台骨、ドラマーのジョニー・ウィリアムズの曾孫ということだよね。果たしてどんな音楽をやっているのか? レイスコのことは置いといて、なかなか良いアルバムなので機会があったら是非アルバムで聴いてみてください。彼のお父さんはジェイ・グルスカ。『新スーパーマン』『スーパーナチュラル』などのTV映画音楽家としての方が有名なようですがシンガーソングライターとして1974年にデビュー以来、数枚のアルバムを残していて長門芳郎さんによると南青山時代のパイドパイパーハウスでかなり売れたとのことです。
そんなわけで、今日はここまで。Adios, Farewell, Sayonara!
Ethan Gruska / Reoccurring Dream


2017.06.18 岡田崇
posted by daisy holiday at 16:20| daisy holiday 2017