M1 : Parade of the Wooden Soldiers / The Three Suns
M2 : Skylark / Toots Thielemans
*コント:ガソリンスタンド
M3 : C'est un nid charmant -There's a small hotel / コシミハル
M4 : Snow Fall / 細野晴臣
M7 : Midnight, the Stars and You / Ray Noble & his Orchestra
先週<岡田崇さん>にバトンタッチしてお休みした「手作りデイジー= Stay Home」・・・
今週は、番組レギュラーゲスト<コシミハルさん>を招いて再開。
今回もトークやコントなど、過去の放送からの貴重な音源もお届けします。
Caravan / The Three Suns
Betty Boop - Parade Of The Wooden Soldiers - 1934
Parade of the Wooden Soldiers featuring the Rockettes | Radio City Christmas Spectacular
キューピー三分クッキング
Jean Toot Thielemans 1961
Skylark / Toots Thielemans
There's a Small Hotel / Claude Thornhill Orchestra - 1965 TV
Snowfall / Claude Thornhill (1941 version)
Midnight, The Stars, & You ~ Ray Noble & His Orchestra (1934) (w/ echo)
The Shining (1980) - Ending Scene
映画『ドクター・スリープ』日本版本予告
選曲メモ:https://www.instagram.com/stories/hosonoharuomi_info/
Daisy Holiday Stay Home #08_Quarantine Holiday #2
東京も自粛解除か・・街はいっきに人で溢れてるのかな。さて今月23日、久しぶりにコシミハルさんとスタジオで収録したので、それが今回のメインです。
01 Parade of the Wooden Soldiers / The Three Suns
ドイツの作曲家レオン・イェッセル (Leon Jessel) が1897年に作曲したオペレッタ「おもちゃの兵隊の行進」です。「キューピー3分クッキング」のテーマ曲として誰もが耳に馴染んでいるメロディですが、これこそ正にランチタイム・ミュージックのトップだと思います。テレビで毎日流れているのは野田智子さんによるオルガン。これも大好きですが、スリー・サンズの演奏は子供の頃からラジオで聴いていました。
02 コント「ガソリンスタンド」
2001年のDaisyworldアーカイブから。この頃世間は元気がよく、ガソリンスタンドには常時4、5人の若いバイトがいて、車の窓拭きなどで雑巾をパスするときに「ウォーイ」と声を出しあって連携プレイをしてました。その光景をコントに。最近のスタンドは静かになっちゃいました。
03 Skylark / Toots Thielemans
コシミハル (Koshi, Miharu) が持ってきてくれた音源は「ハモニカおじさん」の愛称で人気者のトゥーツ・シールマンス (Toots Thielemans) です。シールマンスはベルギー貴族の末裔で、独自の演奏スタイルはジョン・レノンにも影響を与えているということです。4年前に94歳の生涯を終えました。
04 C'est un nid charmant -There's a small hotel / Koshi, Miharu
2001年8月12日に放送したDaisyworldのアーカイブから、音楽評論家である瀬川昌久さんをゲストに、コシミハルとの初対面の場面を収録したものです。瀬川さんは50年代に銀行マンとしてNYに駐在し、三島由紀夫をブロードウェイ・ミュージカルに連れて行ったという逸話があります。その瀬川さんが当時リリースされたコシミハルのアルバム "Frou-frou" の中の "There's a Small Hotel" の話をしてくれました。マイルス・デイヴィスにも影響を与えたビッグバンドのリーダー、クロード・ソーンヒル (Claude Thornhill) 版のシミュレーションをした時、ミハルちゃんはヘッドフォンで聴き取りをやりすぎ、不調になったそうです。
05 Snowfall / Hosono, Haruomi
1989年にリリースされたチャリティー・アルバム「PEACE ON EARTH」に提供したのがクロード・ソーンヒル楽団 (Claude Thornhill & his Orchestra) のテーマ曲でもあるこの "Snowfall" でした。この時期の自分は殆どデスクトップ・ミュージックで、NECのPC-98やソフトは「Come On Music」という数値入力。パソコンに数字で打ち込みをしてこのSnowfallを作りました。「打ち込み」はここら辺の事情から出てきたテクノ語でしょうね。ピアノソロの聴き取りはミハルちゃんだったか、音大の人だったか記憶が曖昧です。ピアノ音源があまり優秀ではなく悔いが残る。しかしレトロな音楽をそのままデジタル的な手法で模写するのは快感で、シミュレーショニズムという絵画の世界での潮流にも影響されました。
06 Midnight, the Stars and You / Ray Noble & his Orchestra
この1934年に録音されたRay Noble楽団の曲は、1980年のスタンリー・キューブリック (Stanley Kubrick) の傑作映画「シャイニング (The Shining)」でエコーが付けられ、効果的に使われました。歌はアル•ボウリー (Al Bowlly) 。一方、去年の12月頃に封切りされ、とても見たかった「Doctor Sleep」を、先日やっと見ることができました。「シャイニング」から40年後の現在を描く。怖いシャイ二ングに比べると「ドクター・スリープ」はエンターテイメントに徹した今時のアトラクション・ムービーで、超能力合戦といってもいい。そしてここでもエンドロールでこの曲がかかり、それは嬉しいことでした。最後の方は映画と同じようなエコーを加えましたが、怖くて眠れなくなった人がいたらごめんなさい。
2020年06月01日
playlist - 5.31.2020
posted by daisy holiday at 02:00| daisy holiday 2020