2020年09月07日

playlist - 9.6.2020

M1 : On the Wing / Muzzy Marcellino & Russ Garcia and His Orchestra
M2 : Hear No Evil, See No Evil / Jo Ann Greer
M3 : Bei Mir Bist Du Schön / Martha Tilton with Benny Goodman
M4 : Limehouse Blues / Gene Krupa Trio
M5 : Bogi Bogi Bogi / Lata Mangeshkar
M6 : The Lemon of Pink / The Books
M7 : Disappeared / Swing Slow
M8 : Sambolero / Luiz Bonfá
M9 : Canción Del Abuelo / Atahualpa Yupanqui
M10 : The Song Is Ended / 細野晴臣



月のはじめの週は、細野さんの<手作りデイジー>です。
今回で10回目を迎えるこの<手作りデイジー>シリーズ、、、海外でもオンエアされ人気です。


On the Wing / Muzzy Marcellino & Russ Garcia and His Orchestra


The High And The Mighty - Victor Young / whistling by Muzzy Marcellino


Hear No Evil, See No Evil / Jo Ann Greer


The Heat Is On - Miss Sadie Thompson '53 Rita Hayworth /HD_w. Lyrics


Bei Mir Bist Du Schon by Benny Goodman from Live At Carnegie Hall 1938 Concert


The Andrews Sisters - Bei Mir Bist Du Schön 1937


Gene Krupa - Limehouse Blues


Bogi Bogi Bogi / Lata Mangeshkar


The Lemon of Pink / The Books


Tokyo / The Books[Official Music Video]


石焼芋


Swing Slow (1996) FULL ALBUM


Sambolero / Luiz Bonfá


Blindness Trailer [HD]


Duerme negrito / Atahualpa Yupanqui


Canción Del Abuelo / Atahualpa Yupanqui


The Song Is Ended / 細野晴臣


The Song Is Ended / NICK LUCAS


選曲メモ:https://www.instagram.com/stories/hosonoharuomi_info/
Daisy Holiday "Folklore"

01 On the Wing / Muzzy Marcellino & Russ Garcia and His Orchestra
マジー・マルセリーノ。1912-1997。ビクター・ヤング (Victor Young) が演奏しディミトリ・ティオムキン(Dimitri Tiomkin)が作曲した1954年の映画「紅の翼」(The High and the Mighty) のテーマは、マルセリーノの口笛で大ヒットしました。
02 Hear No Evil, See No Evil / Rita Hayworth
豊かな赤毛がトレードマークのリタ・ヘイワース (Rita Hayworth) は、演技もダンスも容姿も抜群でしたが歌はダメだったようで、映画では吹き替えの歌に口パクでした。代表作である「ギルダ」(Gilda/1946)で歌った "Amado Mio"がヒットしましたが、この時もリップシンクが話題になりました。"Hear No Evil, See No Evil"は1953年の映画「雨に濡れた欲情」("Miss Sadie Thompson") の挿入歌で、歌はゴースト・シンガーとして活躍したジョー・アン・グリア (Jo Ann Greer) です。ヘイワースはこのレコーディングでグリアが歌いやすいように踊っていたという。曲名には ”Speak No Evil” が省略されてますが、「見ざる言わざる聞かざる」という諺で、「猿」は歌詞にも出てきます。
03 Bei Mir Bist Du Schön / Martha Tilton with Benny Goodman
アンドリュース・シスターズ (The Andrews Sisters) で日本でも大ヒットした「素敵な貴方」は、イディッシュ語の曲名からもわかるように、ユダヤ色の濃い短調のメロディーが日本人にフィットしました。ベニー・グッドマン楽団の専属歌手だったマーサ・ティルトン (Martha Tilton) が歌う本作 (1938) は、ジーン・クルーパ (Gene krupa) のドライブするドラム・ビートがまるでロックン・ロールです。このライブ音源は中半に「針飛び(スクラッチ)」していて、早めのフェードアウトを余儀なくされました。
04 Limehouse Blues / Gene Krupa Trio
1945年頃のジャズ・ミュージシャンはアドレナリンが溢れ、ライブも盛んでした。ベニー・グッドマン (Benny Gooman) のスモール・コンボもライブで秀逸な録音を残してますが、スタードラマーのジーン・クルーパ (Gene Krupa) も自分のトリオやバンドで凄まじいライブ演奏の日々を過ごしてました。このトリオはベース・レスで、Piano/Teddy Napoleon(ナポレオン)、Saxophone/Charlie Venturaという名人たちと鬼のような演奏を聴かせてくれます。
05 Bogi Bogi Bogi / Lata Mangeshkar
突飛にインド歌謡ですが、ブギウギが珍しいので入れちゃいました。これは1951年のインド映画「Hum Log」というドラマで唐突に出てくるダンス・シーンの音楽で、YouTubeにアップされてます。1970年頃にインドへ行った時、街中は流行歌が流れていて、どこで聞いてもどの歌も同じ声なのが不思議でしたが、あとでその声が全部ラタ・マンゲシュカル (Lata Mangeshkar) だったと知ったのです。映画の挿入歌だけではなく古典も含め、ラタの持ち歌は1000曲以上で、多分世界一です。YMOの頃は良く聞いていて、インド歌謡はテクノ心をやけに刺激しました。往年の大歌手かと思いきや、先日8月22日に97歳で亡くなった1922年生まれの内海佳子師匠より年下で、1929年生まれの現在91歳!。
06 The Lemon of Pink / The Books
1999年にNYCでスタートした2人組みのユニットで、音響派の潮流の核にいました。メンバーの一人、ポール・デ・ヨング (Paul de Jong) は The Books の音楽を「新しいフォーク・ミュージック」と言ってます。2003年にアルバム"The Lemon of Pink"を発表。その中には "Tokyo" という曲もあります。東京によく来ているようで、環境音をコラージュしていますが、この曲では「石焼き芋」が聞こえてくるのが面白い。
07 Disappeared / Swing Slow
コシミハルとやった "Swing Slow" は1996年に1枚作ったきりでしたが、今もよく聴かれているようで嬉しいことです。先日YouTubeにアルバムがアップされているのを発見し、多くの興味深いコメントが寄せられているのをチェックしました。それも全て外国人で、日本人がいなかった。それにしても閲覧回数が147万回というのは驚きでした。何でだ?という困惑です。
08 Sambolero / Luiz Bonfá (1952)
かなり昔見た夢にルイス・ボンファ (Luiz Bonfá ) の名前が出てきて以来、尊敬している音楽家です。ボンファは1922年生まれなので、自分の母親に近い世代だったとは驚きです。なにしろ音楽が若いからですが、ボサノヴァ以前の最も活き活きとしたブラジル音楽に貢献した大事な存在です。2008年、ブラジルと日本、カナダの共同制作の映画「ブラインドネス」(Blindness) が話題になりました。「シティー・オブ・ゴッド (City of God)」のフェルナンド・メイレス (Fernando Meirelles) が監督し、ジュリアン・ムーア (Julianne Moore) 主演の、失明してしまう感染症の映画でしたが、、東京のシーンから始まり、伊瀬谷友介、木村佳乃らが最初の感染者として出ています。内容はシリアスでジワジワ迫ってくるような、哲学的な映画でした。その中に隔離された避難所で感染者の一人が皆の慰めにラジカセで音楽を聴かせるシーンがあります。そこから流れてきたハミングとギターだけの音楽に魅了されたのです。それがこの "Sambolero"でした。ボンファはそれ以前の2001年にこの世を去っています。
09 Canción Del Abuelo / Atahualpa Yupanqui (1959)
1908-1992 アルゼンチン(ブエノスアイレス)生まれのアタウアルパ・ユパンキ (Atahualpa Yupanqui) は、
スペイン・バスク移民の父(鉄道員)とケチュア系インディオの母を持ち、本名はエクトル・ロベルト・チャペーロです。アタウアルパ・ユパンキの名はインカ帝国の歴代の皇帝の名をコラージュしたもので、1929年にデビューしています。1930~40年代の活発な演奏活動が反政府的だと見なされて、50年代はヨーロッパへ亡命しましたが、一時アルゼンチンに戻ったものの、人生の後半はフランスで活動。そのギターは特別な音色で、ブエノスアイレスのヌーニェス社製のクラシックギター2本を多用してます。ユパンキ愛用のギターを伝授された唯一のお弟子さんに、ソンコ・マージュ (Sonko Mayu) というフォルクローレの伝承者がいますが、なんと日本の人なんです。

10 The Song Is Ended / Hosono Haruomi (2013)
アービング・バーリン (Irving Berlin) が作詞作曲したこの"The Song Is Ended"は、1928年にNick Lucas、Whispering Jack Smith、Ruth Ettingらでヒットした古い楽曲ですが、色褪せない名曲です。バーリンはアメリカのシューベルトと言われ、数多くの名曲を残してくれました。2012年の初頭にレコーディングした自分のソロアルバム「Heavenly Music」に収録しましたが、前年3月に東日本大震災が勃発し、放射線漏洩の影響が残る中リリースされたことは忘れられません。自分にとってはこの震災の時期と、そして現在のコロナ状況が重なり、それ以前と以後で大きい変化を2度も体験することになるとは・・
posted by daisy holiday at 02:00| daisy holiday 2020