2013年10月26日

playlist - 10.21.2013


Opening TM:Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : Cue/高野寛
M2 : (I Can't Get No) Satisfaction/高野寛
M3 : In My Life/高野寛
Ending TM : The Song Is Ended/Stanley Black


デビュー25周年の高野寛さんを迎えて


今日は、高野寛さんをゲストに迎えて!デビュー25周年を迎えた高野さん。--25年前から知ってるってことだよね、ぼくは。「デビューちょい前くらいにBIJIN[テクノカット創始者の本田さんのお店]ですれ違ったのが最初にお会いした時だと記憶してます」-え、その頃テクノカットだったの?「高校の頃はしてました。テクノカットって校則にひっかからないんです」--今日はカヴァーアルバム『TOKIO COVERS』から・・何からいこうかね?「CUEでお願いします」-"CUE"--いいねぇ!!CUEはこういう曲だったんだなって思うんだよ、これ聴くと。「これはスケッチショウの影響なんですよね。スケッチショウを見てて"CUE"のこういうバージョンがあったらきっと気持ちいいだろうなと思って作ったんですけど」--なんでスケッチショウでできなかったんだろう?(笑)YMOのなんていうか、、スピリットを引き継いでるというかね。~~~アルバムタイトル『TOKIO COVERS』の理由~~~「昔から録りだめていた曲のコンパイルなんですけど、並べて聴くとやっぱりテクノっぽい要素っていうのがすごく通底していて。ぼくの音楽に目ざめるキッカケになったのが『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』の1曲目、ボコーダーの声だったので」--1曲目って『TOKIO~~?』ははは・笑「(最近)京都に毎週行くようになって、東京っていう街が相当特殊な街だなぁっていう風に。当たりになってたものが・・」--ぼくだってあまり離れたことないけど、未だにびっくりするよ。お台場とか。「オリンピックでまた東京っていうのがよくも悪くも変わるんだろうなと思うと『TOKIO COVERS』でよかったかなぁと、後になって思いました。」--ライナーノーツによると、1曲13年かかってるっていう・・「"At last I Am free"とか、"Revolution"とか。」--13年かけるっていうこと、ぼくないな〜〜、あ、あるか!「やっぱりデジタル、コンピューターで録るようになってからそういうことできるようになりましたよね。昔のプロジェクトファイルが開くんでびっくりして。新鮮ですね。今だとできないようなこととか、今持ってない楽器の音とか。もちろん声も違うし。面白いですね。」--じゃその13年かかったもの聴こうかしら。「13年前に録った"Satisfaction"」--このアルバム本当にぼくは好きだなぁっ。「嬉しいなぁ〜〜っ!」"Satisfaction"-The Rolling Stonesのカヴァーですね--これは2000年のRECだったの?その頃って周りどんな感じだったっけ?「まだ微妙に世紀末ムードが」--そうだ、ミレニアムで騒いでたんだ。なんにも起こんなかったっていう(笑)。高野くんってそういうの結構こまめにチェックしてるじゃない?「それで疑問があると細野さんに見解を尋ねるという(笑)」「その頃はぼくはちょっとポップスに飽きてきた、、弾き語りツアーをやった後くらいなんですけど」--阪神大震災をキッカケに何か変わったんでしょ?「そうですね。アコースティックでできないとミュージシャンとして弱いんじゃなかと..」--同じこと考えたよボクも。電気がなくてもやれるようにしないとって。「ずっと弾き語りの旅が始まって、2000年にツアーやって、今回このリマスターしたライブ盤を作ったんですよ。なんかちょっと燃え尽きちゃったんですよね、この時に。しばらく高野寛名義じゃない、匿名性のあることやりたいなと思って録ってた時期なんですよ」--今ぼくそうなんだけどね。「細野さんも今のスタイル結構もう長いですよね。」--最初に東京シャイネス、高野くん居てくれてたんだよね。「ぼくハイドパークフェスから目撃してますからね。細野さんがこんなにライブシンガーになるなんて。」--自分でも思ってなかったよ。ハイドパークに出た時も思ってなかった。「あの時から(高田)漣くんもずっといるんですよね」--伊賀くんもいたね。何よりも長いんだよね。YMOよりも長いんだよ。続きを読む
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2013年10月14日

playlist - 10.14.2013


Opening TM:Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : Jean Jacques Perrey Comment/Jean Jacques Perrey
M2 : Huckleberry Duck〜The Toy Trumpet/Jean Jacques Perrey & Dana Countryman
M3 : Parlami Damore Mariu/Vittorio De Sica
M4 : Lover/ONDIOLINORAMA (Jean Jacques Perrey)
M5 : L'ame Des Poetes/Charles Trenet
Ending TM : The Song Is Ended/Stanley Black


今夜は歴史の一幕が明かされた?!


今週はミハルさん、岡田さんと3人です---岡田くん〜海外に行ってたんだよね〜、しばらくぶり。どこ行ってたの?「ベルリンとジュネーブとリヨンに」--すんばらしい-!ジュネーブもリヨンも行ったことない。今日は岡田くん特集だね!「ジュネーブに行ったのは、ローザンヌという街にジャン=ジャック・ペリー(Jean-Jacques Perrey)が住んでいるんですね。そこでお話を聞いてきました」--おいくつだっけ?「84歳です」--元気そうで何よりでよかった。「Jean-Jacques Perreyにレイモンド・スコット・ソングブックで参加してもらったので、その曲を聴いてください」-"Jean Jacques Perrey Comment"~~”Huckleberry Duck〜The Toy Trumpet”--えーと、そもそもの目的はなんでしたっけ?「ベルリンでレコードフェアがあって・・いや、大失敗ですよ。すっごくショボくて。すぐ見終わっちゃった(笑)」--もう世界的にレコードが少ないの?「いや、そんなことはない。レコード屋さんはたくさんあって。英米ロックが好きなんですね〜」--ドイツ人、そうかもしれないねぇ・・。「東ドイツ時代のものとかあまりないですねぇ。SP盤ばかり扱ってるお店があって、そこは楽しかったです。スモールコンボの30年代後半~40年代中盤までのを聴きたいと言ったらジャンジャンかけてくれて、結構買った」--そこらへんまとめてCDに焼いてくれたのをさっきもらって。嬉しいな。ブックレットつきで。売ったらいいのに〜と思っちゃうんだけど(笑)/ミハルさん--「ビットリオ・デ・シーカ(Vittorio De Sica)映画監督になる前に歌っていた歌」-Vittorio De Sicaが歌ってたの?知らなかった〜。“Parlami Damore Mariu”--すごい!うまいね〜。歌手だよね、Vittorio De Sica。「歌手・だったんですよ(笑)」--びっくりしちゃったよ。De Sicaの映画はなかなかリリースないよね。「『自転車泥棒』とか」--『ミラノの奇跡』もそうか。いい映画なんだよな〜。映画もいいし、歌もいいと。(岡田くん)リヨンはどしたの?「リヨンは観光です。街もきれいだし、いい楽器屋さんがあって」--どんな楽器?「何でもありましたよ。ギターもすごいいい感じのあるし、太鼓とか。」--ぼくに買ってこうとはしなかった?(笑)「好きそうだなぁとは思いましたけど(笑)」続きを読む
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2013年10月10日

playlist - 10.7.2013


Opening TM:Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : 20世紀FOXファンファーレ/Alfred Newman
M2 : He's Linus' Boy/Alfred Newman
M3 : the Violet seller "City Lights"(アナログおこし)/Alfred Newman
M4 : The Ranch/Alfred Newman
M5 : Anastasia/Lucienne Delyle
M6 : Whisper In The Dark (暗闇のささやき)/LOVE, PEACE & TRANCE
M7 : So Long Dad/Randy Newman
Ending TM : The Song Is Ended/Stanley Black


ニューマン・ファミリー


今週は細野さんワンマン!10月〜秋も深いわけで。キネマ旬報の連載をずっとやってて[→キネマ旬報 隔号連載コラム「映画を聴きましょう」] 映画音楽の話なんかをしてるんですけど、この間ニューマン・ファミリーの話をしたんで[*掲載はまだです]その補足というか、音で特集したいと思います。アルフレッド・ニューマン(Alfred Newman)、映画音楽の巨匠--20世紀FOXのテーマ音楽、これをまずは聴いてください-♪1”20世紀FOXファンファーレ”--このファンファーレを作曲したことですごく有名な作曲家ですよね。ぼくは中学の頃に『西部開拓史』(1962年)という映画を観て、音楽が良かったんですよね。シネラマ~~デカイ画面に3つの映写機で映し出す、臨場感溢れる映画~~なんですが、これの音楽がとてもよかった。勇猛果敢な音楽も良かったんですけど、静かな音楽、聴いて下さい--♪2”He's Linus' Boy”--『西部開拓史(How the West Was Won )』という映画から"ライナスの息子"という曲でした。Alfred Newmanは1900年生まれですから、20世紀どアタマに生まれて1970年まで活躍した人、映画音楽何百本という・・20世紀FOXの専門の音楽監督だったりもして、そもそも1930年代にアーヴィング・バーリン(Irving Berlin)と一緒にNYからハリウッドに。たぶんNYでブロードウェイの仕事をしてたりして。小さいときからピアノをやってたみたいですね。ハンガリー系の移民です、ユダヤ系ですね、 Newmanていうのは。兄弟がみんな映画音楽の作家に--弟がLionel Newman、息子のDavid Newman、最近の映画音楽作家でThomas Newmanて人は現役バリバリですね、これは次男です。甥にあたるのがランディー・ニューマン(Randy Newman)。みんな映画音楽に関わってる。こんなファミリーは他にはいないです。30年代にチャップリンの仕事してます。『街の灯』名作ですよね、それのスコアを書いてるんですが、スペインのヒット曲からアレンジした"花売り娘"-♪3”the Violet seller "City Lights"--Alfred Newman、数えきれない映画があるんですけど、ここで今かけるのは限られてますが。例えば『慕情』(Love Is a Many-Splendored Thing )とか。初期の頃は『ティン・パン・アレー』っていう映画をやってますね。『わが谷は緑なりき』『ブルックリン横町』『荒野の決闘』『紳士協定』etc,,etc,,,『ショウほど素敵な商売はない』~これはほとんどIrving Berlinの印象が強いですね。そういう意味では職業作曲家、編曲家ですね。『王様と私』ヒット映画がいっぱいあります。『リバティ・バランスを射った男』これは主題歌がヒットしました。『我が友フリッカ (My Friend Flicka)』(1943年) あまり知られてない映画ですが、こういう映画の音楽が面白いんですね。劇伴なんですけど、最近あまりこういう音楽は聞かないですね-♪4”The Ranch”続きを読む
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2013年10月04日

playlist - 9.30.2013


Opening TM:Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : This October/The Four Freshmen
M2 : Sous Le Ciel De Paris/Berlin Philharmonic Horn Quartet
M3 : Candy/Joe Loss & His Orchestra
M4 : A Paris/Francious Daguelt
M5 : A Hubba Hubba Hubba (Dig You Later)/Perry Como
Ending TM : The Song Is Ended/Stanley Black


どういう国なんだろう?と、自分が生まれたのは。


今週はミハルさんゲスト--1人だねぇ。「岡田さんはどしちゃったんですか?」-海外に行ってますよ。どこだっけなぁ。イタリアかなぁ?とにかくいいところだよ(笑)(ベルリンです!)-年末が近いよねぇ。「クリスマスですねぇ」--なんだか・・今年は特に早かったね。暑かったし、台風がきたし。ハイ、音楽かけていきますが。ぼくから?--“This October”−Four Freshmen−初めて聴いたんですけどね、今。「いま?!」-持ってるけど、ほとんど聴かないんだよ。「(笑)ん?」-iPhoneの中身を車で聴けるんですよ。なんだか知らない曲がいっぱいあるんだよね。なんでこんな買っちゃったんだろう?いい曲1曲あると、アルバムごと買うじゃない?他の曲あんまり聴かないんだよね。ホント好きな曲しか、好きじゃないんだなっ。ネッ?どお?「んー..んー..」--ハイ!「シャンソンで『巴里の空の下セーヌは流れる』というデュヴィヴィエの映画の主題歌なんですけど」-とても有名な曲だね。「Berlin Philharmonic Horn Quartetというのがあるんですが、インストで聴いて下さい」"Sous Le Ciel De Paris"-「こうやってきくと、アナログシンセみたいでしょ」--ホルンって一番シンセサイザーに出しやすい音だね。あんまり倍音がないっうのかね。ミハルちゃんの声もシンセサイザーみたいな、、サイン波っていうんだけどね。「いつも聞こえないって言ってますよね」-最近ぼくね、老人性難聴気味なので特にミハルちゃんの声が聞こえないの。聞こえないから面倒くさくなっちゃうの。なんでもいーや!って気持ちになっちゃう(笑)そのかわり悪口と誉められてるのは聞こえる。。自分に関係ないことは聞こえなくなっちゃう(笑)だから地声で話して欲しいんだよね。[話はかわり....]休み中に日本の戦争映画ばっかり観てたの。それはなんでだ?「オリンピックもちょっと関係してるんじゃないですか?」-あのね、このかん、オリンピックが決まって、宮崎駿さんが引退宣言して・・終戦記念日や汚染水・・わりと社会情勢がデコボコしてるっていうか。宮崎さんがどっかでコメントしてたと思うんだけど、今の日本が戦前に似てるんじゃないかと、宮崎さんだけじゃなくてアチコチで聞いたりするし。戦争を体験してないですからぼく。戦後生まれだけど、つい2,3年前には戦争のまっただ中で、原爆も落ちたあとですよ。そんな時期にぼくは生まれて、聴いたのがアメリカの音楽、カントリーとかね。Johnny Horton先週かけたんですけど。なんでだろう?と。勉強してるとこですね。どういう国なんだろう?と、自分が生まれたのはね。で、相変わらずここでかけるのは欧米の曲ですよ。Joe Roth楽団-”Candy”続きを読む
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2013年09月27日

playlist - 9.23.2013


Opening TM:Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : Go And Wash Those Dirty Feet (No 2)/Johnny Horton
M2 : North To Alaska/Johnny Horton
M3 : Honky Tonk Man/Johnny Horton
M4 : The Battle Of New Orleans (British Version)/Johnny Horton
M5 : Sink The Bismarck /Johnny Horton
M6 : The Golden Rocket/Johnny Horton
M7 : Sleepy Eyed John/Johnny Horton
M8 : Whispering Pines/Johnny Horton
Ending TM : The Song Is Ended/Stanley Black


馬声かぁっと思って。憧れましたけど。


とりだめなんかがあるんで、けっこう休んでたんですよね。夏休みもらったようなもらわないような。のんびり過ごしてました。そうしてる間に秋になり・・休みに何してたかっていうと、ソファーに寝転がって日本の戦争映画ばっかり観てました。なんでだろう?ジョニー・フォートン(Johnny Horton)というカントリーシンガーがいるんですが、ぼくが中学の時よく聴いてました。アルバムも買ったり結構すきだったんです。ふと思いだしたのでちょっとずつかけていきたいと思います。初期の頃のウェスタンSINGっぽいいい録音があるんで-♪1”Go And Washed Dirthy”-- Johnny Horton大好きだったんですけど、残念ながらぼくが中学生の時にラジオでニュースが流れて、1960年に交通事故で亡くなってしまいまして・・聞いててびっくりしました。その時ラジオでは映画のテーマとして”アラスカ魂”が日本でもヒットしてたんですね。ジョン・ウェイン主演の西部劇、1960年のヒット曲です--♪2“North To Alaska"--日本でも大流行りしてる中、そのニュースを聞いて大ファンだったのかけっこうショックで、初めて生のミュージシャンの死というものを知ったわけです。中学1年の時、ラジオばっかり聞いてました。トランジスタラジオで寝ながら深夜放送を聴いてて、FEN=極東放送ですね、米軍の。TOP20という番組があって毎週土曜日20:30からやってた。最新の全米ヒットが流れる、そこでよくいい音楽と出会ったんですけど、Johnny Hortonもその中の一人だった・・その声がホースボイス[Horse Voice]と言われてた。馬声かぁっと思って。憧れましたけど。最初の大ヒット曲、カヴァーもいっぱいされてます。1956年--♪3”Honky Tonk Man”--たぶん、エルビス・プレスリーあるいはバディー・ホリーとかロックン・ローラーの影響が強いんですけど、ホースボイスが独特だったんであまり他の人には似てないですね。レフティー・フリーゼルというユニークなカントリーシンガーがいたんですが彼のレパートリーもよくやってたりしましたね。中学の時ラジオを聞いててある日1位になったのかなぁ。”ニューオリンズの戦い”という曲、戦争もの。独立戦争時代のネタなんでしょうね。ジミー・ドリストウッドというこれまた変てこりんな人がいるんですが、その人が作った曲をカヴァーして大ヒットしました-♪4”The Battle Of New Orleans”続きを読む
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