2020年07月05日

playlist - 7.5.2020

M1 : Tea for Two / The Harmonicats
M2 : Tea for Two / Joe Mooney
M3 : Some Right, Some Wrong / Mose Allison
M4 : Nice Work If You Can Get It / Maxine Sullivan
M5 : I Met You Then, I Know You Now / Una Mae Carlisle
M6 : Shades of Harry / Fay Lovsky & Dominique Cravic
M7 : In My Room / Jacob Collier
M8 : Good Vibrations / Wilson Phillips
M9 : If I loved You / Jeff Lynne
M10 : I See You Again / Stina Nordenstam

月の初めは細野さんの「手作りデイジー」です。
今回のテーマは<Stay Calm>・・・音楽たっぷりの30分、お楽しみに。


Tea for Two / The Harmonicats


二人でお茶を / 江利チエミ


Jerry Murad's and The Harmonicats (1958)


Tea for Two / Joe Mooney


Some Right, Some Wrong / Mose Allison


Mose Allison - Everybody Cryin' Mercy


Nice Work If You Can Get It / Maxine Sullivan


Nice Work If You Can Get It / Fred Astaire, A Damsel In Distress (1937)


Nice Work If You Can Get It / A Damsel In Distress (1937)


Nice Work If You Can Get It / Peggy Lee & Frank Sinatra


I Met You Then, I Know You Now / Una Mae Carlisle


It Ain't Like That / Una Mae Carlisle(1948)


Shades of Harry / Fay Lovsky & Dominique Cravic


Fay Lovsky et Dominique Cravic : Amsterdam 2016


Automatic pilot / Fay Lovsky (1982)


Don't Feed The Animals / Fay Lovsky (1983)


Eric Satie's Gnossienne N°3 / BJ Cole, Michel Deneuve, Fay Lovsky, Renaud Pion


In My Room / Jacob Collier


In My Room (Live at Bowery Ballroom NYC) / Jacob Collier


Good Vibrations / Wilson Phillips


If I loved You / Jeff Lynne


If I loved you / Carousel (1956)


I See You Again / Stina Nordenstam


Little Star / Stina Nordenstam (Michel Gondry - Partizan Classics 1994)


選曲メモ:https://www.instagram.com/stories/hosonoharuomi_info/
Daisy Holiday "Stay Calm #1"
こうしてる間に2020年も半年が過ぎました。最近は惑星直列が話題で、インドの占星術では7月4日から2週間ほどは注意が必要だと・・。去年の忙しさから急転直下、仕事はほとんどしてないのに休んでいる気がしない。こういう社会の先行きが気になってます。今回のテーマは "STAY CALM"。


01 Tea for Two / The Harmonicats
1947年に結成されたハーモニカのトリオ。リーダーのジェリー・ムラド (Jerry Murad) はトルコ生まれのアルメニア人。"Tea For Two" は1924年のヒットソングで「二人でお茶を」という邦題は日本人にも馴染み深く、江利チエミがカヴァーしていました。
02 Tea for Two / Joe Mooney
1911年生まれのジョー・ムーニー (Joe Mooney) はアコーディオン奏者で、歌も人気があった。10歳の頃に視力を失ったということです。1975年没。"Do you long for Oolong, like I long for Oolong, Baby?" という語呂合わせが面白い。
03 Some Right, Some Wrong / Mose Allison
モーズ・アリソン (Mose Allison) はジャズ・ピアニストでありシンガーとしてロック世代に多大な影響を与えたレジェンド。2010年に83歳にしてジョー・ヘンリー (Joe Henry) のプロデュースによる秀逸なアルバム "The Way of the World" を出し、その後トリオで来日した時に見ました。それが最後となったのです。2016年、89歳で没。
04 Nice Work If You Can Get It / Maxine Sullivan
1930年代、世界で大恐慌が吹き荒れる中、イギリスからアメリカに渡った流行語がこの "Nice Work If You Can Get It" で、「いい仕事にあやかりたいもんだ」というのが労働者の口癖になったらしい。それをヒントに作詞をしたのがアイラ・ガーシュイン (Ira Gershwin)で、作曲は弟のジョージ・ガーシュイン (George Gershwin)。フレッド・アステア (Fred Astaire) 主演の映画「踊る騎士」(A Damsel in Distress, 1937) の挿入歌だった。この時、ジョージは既に脳腫瘍が悪化し、1937年7月11日に38歳の若さで夭逝してしまった。恐慌時代の歌は "depression song" と呼ばれ、この歌も「世の中、お金じゃない」というメッセージが込められてます。今のコロナ禍の時期、そういう歌が出てくるほどのリアルさがないのが奇妙です。
05 I Met You Then, I Know You Now / Una Mae Carlisle
Maxine Sullivanのセッションでベースを弾いていたのがジョン・カービー (John Kirby) でした。そもそもクロード・ソーンヒル (Claude Thornhill) に「ロック・ローモンド(Loch Lomond)というスコットランド民謡を紹介したのもカービーだったらしい。カービーがマキシンと結婚したのは1938年から41年までで、その後にこのウナ・メイ・カーライル (Una Mae Carlisle) のレコーディングに携わった時には、John Kirby Sextetという安定したバンドが大成功していました。通称「ウナメイ」さんは少女時代にストライド・ピアノの名手、ファッツ・ウォーラー (Fats Waller) に見出され、ピアノ奏法にも影響が見られます。Unaをユナと発音して欲しいとは本人の声だったような記憶あり。歌手のレナ・ホーンに並ぶ美女で、ソングライターとしても評価されてます。ここら辺の話は長くなるので、カーライルのことなどもそのうち紹介していきます。
06 Shades of Harry / Fay Lovesky & Dominique Cravic
1982年にウクレレ・クラブ・ド・パリ (Ukulélé Club de Paris)というアコースティックなユニットが生まれ、2002年に「マヌイア」(Manuia)というアルバムがリリースされました。その中心人物がフランスで活動しているギタリストのドミニク・クラヴィック (Dominique Cravic) でした。そこに参加していたのがフェイ・ロフスキーで、その後に2人で作ったアルバムがこの "Shades of Harry" が収録されている "Simply Unique" です。ロフスキー(長年ラヴスキーと発音してました^^;)は1980年代にオランダで活動を始め、多重録音で作った "Sound On Sound”でアルバム・デビューをしてます。彼女は多才でグラフィックやアートにも活動の場を持ち、活発なコラボレーションを続けています。ロフスキーを知ったのは1985年頃。オランダのインディ−ズ、IDIOT RECORDSからコシミハルのアルバム「Boy Soprano」のリリースが決まり、そのカタログの中にロフスキーがいたのです。IDIOTはその後、The Beau HunksをリリースしたBASTAに受け継がれました。この辺りの話は岡田崇くんが詳しいのでよろしくね。
(ロフスキーの作品をリリースしていた「IDIOT RECORDS」にサブレーベル「Pick Up Records」が1983年に設立され、ALFA/YENレーベルや英コンパクト・オーガニゼーションのカタログを配給するようになり、YMO、高橋幸宏、メロン、ヴァーナ・リントらと共にコシミハルのアルバム『TUTU』『Parallelisme』『Boy Soprano』がリリースされていきました。テレックスと共演した "L’Amour Toujours" や 名曲”Petit Paradis" がシングルカットされ、"Petit Paradis”のB面に収録された同曲の英語版ではロフスキーが英詞を提供しています。後にThe Beau Hunksを結成するGert-Jan Blom率いるウェスタン・スウィング・バンド、The GangbustersのアルバムもPick UpからリリースされていてデザインはBASTAの頭脳Piet Schreuedersが担当。このメンバーが核となりBoulevard of Broken Dreamsが結成され、The Beau Hunksへと発展していきました。by 岡田崇)

07 In My Room / Jacob Collier
ジェイコブ・コリアーは若干26歳。今、末恐ろしい才能を発揮している最中です。ロンドン生まれで、アメリカのMITで音響機器を研究したりする秀才。デビューアルバムがこの "In My Room" で、2016年にいきなりグラミー賞を獲得。ジャンルは多岐に広がってますが、芯はしっかりオルタナだ。"In My Room" はBeach BoysのBrian Wilsonが幼少時に父から受けた虐待のトラウマの歌。自分の部屋はあらゆる厄災から守ってくれる場ですね。
08 Good Vibrations/ Wilson Phillips
Brian Wilsonの娘さんWendyとCarnie Wilson、そしてMamas & PapasのMichell & John Phillipsの娘さんChynna Phillipsのユニットが作った2012年のアルバム,「Dedicated」に収録された "Good Vibrations" はとても話題になりました。全編アカペラの多重録音はとても完成度が高いものです。
09 If I Loved You / Jeff Lynne
1980年代、イギリスのElectric Light Orchestra (ELO)のリーダーだったジェフ・リンは僕と同い年と知り驚きました。"If I Loved You" を収録したアルバムは、2012年に発表された "Long Wave" で、全編カヴァーです。YMOとELO、その後のソロ活動など、同世代として共通点が多いのかもしれません。"If I Loved You" は 1945年のミュージカル 「カルーセル」(Carousel)の中の、Rodgers and Hammersteinによる挿入歌で、その後ビング・クロスビー、ペリー・コモやフランク・シナトラなどが歌い、スタンダードになりました。
10 I See You Again / Stina Nordenstam
1991年にデビューしたスティナ・ノルデンスタム(一説では「ノルデンシュテン」とも)は当時台頭してきていた北欧系の音響女性歌手としては先駆けでした。"I See You Again"は1994年に出た2枚目のアルバム、"And She Closed Her Eyes" の収録曲です。後半の独特なトランペット・ソロはジョン・ハッセル (Jon Hassell) が吹いてます。それでは See you again!
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2020年06月29日

playlist - 6.28.2020

M1 : スティール・ギター・ラグ / 久保田麻琴と夕焼け楽団
M2 : ハイサイおじさん / 久保田麻琴と夕焼け楽団
M3 : サンフランシスコ・ベイ・ブルース / 久保田麻琴と夕焼け楽団



先週と今週の2週にわたっては、先日オンラインで放送された久保田麻琴さんとのイベント「Makoto Kubota Presents夕焼け楽団リマスター盤発表記念トーク」の模様をラジオ化してオンエア。
久保田さん自身によるマスタリングで再発となった、久保田麻琴と夕焼け楽団3作品について当時のエピソードと共にお話しします。
今週は、アルバム「ハワイアン・チャンプルー」にまつわる話を中心に・・・






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2020年06月22日

playlist - 6.21.2020

M1 : バイ・バイ・ベイビー / 久保田麻琴と夕焼け楽団
M2 : 小舟の旅 / 久保田麻琴と夕焼け楽団
M3 : ルイジアナ・ママ / 久保田麻琴と夕焼け楽団
M4 : バン・バン・バン / 久保田麻琴と夕焼け楽団



今週と来週の2週にわたっては、先日オンラインで放送された久保田麻琴さんとのイベント「Makoto Kubota Presents夕焼け楽団リマスター盤発表記念トーク」の模様をラジオ化してオンエア。
久保田さん自身によるマスタリングで再発となった、久保田麻琴と夕焼け楽団3作品について当時のエピソードと共にお話しします。






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2020年06月15日

playlist - 6.14.2020

M1 : Tillie's Downtown Now / Bud Freeman And His Windy City Five ‎
M2 : There's A Small Hotel / Betty Garrett
M3 : St.Louis Blues / Maxine Sullivan



今週は、3月中旬を最後に中断していた通常スタイルでの収録を復活。
この3ヶ月にわたる<コロナ渦>と手作りデイジー制作の秘話を語ります。
20年来の番組制作担当Dと今後の番組についても公開会議?


Tillie's Downtown Now / Bud Freeman And His Windy City Five


Back Bay Shuffle / Artie Shaw


Powerhouse / The Beau Hunks


Bubbles In The Wine / Lawrence Welk


Words and Music Original Theatrical Trailer


There's a small hotel / Betty Garrett


Maxine Sullivan, St Louis Blues, 1939 Film Performance
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2020年06月08日

playlist - 6.7.2020

M1 : Hot Toddy / Chet Atkins
M2 : Scrub, Brother, Scrub / The Melachrino Orchestra
M3 : There's a small hotel / Claude Thornhill And His Orchestra
M4 : Snowfall / Claude Thornhill And His Orchestra
M5 : Sweet And Lovely / Claude Thornhill And His Orchestra
アーカイブス〜紺屋の白袴
M6 : Jambangle / Gil Evans
M7 : Loch Lomond / Maxine Sullivan
M8 : Moments Like This / Maxine Sullivan

先週は「手作りデイジー= Stay Home #8」。
先週の予告通り<Claude Thornhill And His Orchestra>のミニ特集です。
今週もアーカイブス音源、お届けします。


Hot Toddy / Chet Atkins


Hot Toddy | How to Drink


Scrub Brother Scrub (1946) / Albert Sandler


Scrub, Brother, Scrub / The Melachrino Orchestra


Words and Music Original Theatrical Trailer


There's a small hotel / Betty Garrett


There's a Small Hotel / Claude Thornhill Orchestra - 1965 TV


Claude Thornhill / Dinner for Two


Sweet And Lovely / Claude Thornhill And His Orchestra


Jambangle / Gil Evans


Maxine Sullivan, Loch Lomond, 1939 Film Performance


Loch Lomond / Maxine Sullivan / New Friends of Rhythm


Moments Like This / Maxine Sullivan



選曲メモ:https://www.instagram.com/stories/hosonoharuomi_info/
Daisy Holiday "Tokyo Alert #8"
制限が解除になった途端に人々が外に溢れ出して・・と思ったらいきなり都知事が東京アラート宣言を発動し、そろそろ通常の番組に戻れそうだと思っていたところだったので慌ててます。何が起こるか分からない日々。さて先週少しお話した大事なビッグバンド、クロード・ソーンヒル楽団を今日は深堀りしたいと思います。その前に今日の真夜中のランチタイムミュージックは・・


01 Hot Toddy / Chet Atkins
ドギターの名手は多いですが、それぞれ個性があって豊かな世界。中でもチェット・アトキンス (Chet Atkins:1924-2001) はC&Wからジャズ、ポップス、ロックとジャンルを跨いだ活躍をした人気者。1960年にリリースしたアルバム“Teensville”から。“Hot Toddy”はラルフ・フラナガン (Ralph Flanagan) の作曲。録音は1959年。ホット・ウィスキーのこと。
02 Scrub, Brother, Scrub / George Melachrino & His Orchestra
ホリデー・ミュージックもいっちゃいましょう。メラクリーノ・ストリングスは日本でも60年代にラジオでよくかかってました。“Scub, Brother, Scrub”は1946年の英映画“I'll Turn To You”の中で Albert Sandler が指揮をした音源を見つけました。作曲は Ken Warner。Light Musicというジャンルの音楽はほぼセミ・クラシックです。
03 There's a Small Hotel / Claude Thornhill and his Orchestra
ここからはクロード・ソーンヒルを深堀りしますが、とはいえぼくが好きな曲は片寄ってまして、Sweet & Lovelyな、嫋(たお)やかなものに惹かれるんです。まずは先週コシミハルのフランス語版をかけましたが、“There's a Small Hotel”。この歌は作曲作詞の名コンビ Rodgers & Hart による1936年の作品で、ミュージカル『On Your Toes』(1936) で使用され、後に映画『Words and Music』(1948)で Betty Garrett が歌い、知られるようになったものです。
04 Snowfall / Claude Thornhill and his Orchestra
“Snowfall”はソーンヒル自身の作・編曲で、楽団のテーマ曲にもなるほど有名になりました。
1941年のColumbia盤などいくつかの異なるレコーディングがあり、僕が完コピ?した “Snowfall”と他の2曲も、RCA Victor時代の1949-50年の録音された音源を編集したアルバム “Dinner for Two”(1958)に収録されています。

05 Sweet and Lovely / Claude Thornhill and his Orchestra
コーラスはスモール・ホテルと同じく“The Snowflakes”。この3曲が収められた“Dinner for Two”は1958年のRCA/CAMDEN盤で、それ以前のクリエイティブな時代の音より格段にいいんです。数十年前に何となく買ったレコードがこれでした。それ以来聴き続けてますが、飽きることがありません。
*クロード・ソーンヒルについて・・
ソーンヒルは1908年生まれで56歳でこの世を去りましたが、10代の頃から音楽に没頭し、仲間のアーティー・ショー (Artie Shaw、番組冒頭の“Back Bay Shuffle”でお馴染み・・)と二人でNYに出て活動を始め、ソーンヒルはピアニストとしての初期にグレン・ミラー楽団のファースト・レコーディングに参加したり、早くから才能を認められていたようです。その後第二次世界大戦で徴兵され、1946年に復員してから自分の楽団を結成。そのメンバーにはその後有名になったジェリー・マリガン (Gerry Mulligan)、リー・コニッツ (Lee Konitz : 今年4月15日、92歳で新型コロナによる肺炎で死去)、そしてアレンジャーとして34歳の新進気鋭、ギル・エヴァンス (Gil Evams) が参加し、後のクールジャズの原型を構築し、マイルス・デイヴィスに影響を与えてます。ソーンヒルのサウンドはフレンチホーンを中心に据え、エーテル・サウンドと言われる雲のようなアンサンブルが際立っていて、一般よりもプロのジャズメンに衝撃を与えました。なのでジャズの歴史の中ではいたって地味な存在です。でもその影響力は今だに続いていて、日本でもこうしてラジオで特集されるわけです。
6 Daisyworld Archives 「紺屋の白袴(コウヤノシラバカマ)」
今回の Daisyworld のアーカイブ、2001年9月に放送した東榮一とのエンディングでのシークエンス。遅い夏の休暇前の話です。このころのエンディングはぼくがバスの最終便に乗って帰っていくというスタイルでした。ここで最後に僕が言った「紺屋の白袴」とは、紺屋(染物屋)の袴が白いのは、忙しくて自分のはかまを紺色に染める暇もない、という故事。
7 Jambangle / Gil Evans
クロード・ソーンヒル楽団の独特なアンサンブルにとって、ギル・エヴァンスの影響は多大でした。ヴィブラートを排し、長い持続音が難解なホーンセクションの編曲は、伝統的なソーンヒルの半面でもある前衛性とマッチした結果、独特のクールなサウンドが誕生したわけです。ではそのエヴァンズのソロ活動から “Jambangle”。これはエヴァンスの中で最もポップな作品。
8 Loch Lomond / Maxine Sullivan
ソーンヒルは地方で歌を歌っていた少女をプロデュースし、それが1937年当時ヒットしました。それがマキシン・サリヴァンです。ヒットしたのはスコットランド民謡の“Loch Lomond”という歌で、民謡をSwingにしたことも世間の話題に。ともかくマキシン・サリヴァンの歌声がこよなく好きで、何十年と聴いてても飽きません。この録音はソーンヒルのオリジナルとは異なり、演奏と編曲は“New Friends of Rhythm”という、アメリカの軽音楽史の中でとても重要な、しかし全く知られていないメンバーで構成されてるようです(岡田崇調査員)。ドイツの稀有な作曲家であるヒンデミット (Paul Hindemith) に師事したという話は聞き捨てならないし、かなり冒険的な弦の編曲は、時折Van Dyke Parksにも通じるキッチュさを感じます。それにしてもマキシン・サリヴァンはそんな前衛性にも関わらず、自分のスタイルで淡々と歌っているのがすごい。
9 Moments Like This / Maxine Sullivan
これは1938年のレコーディングで、作詞作曲は Burton Lane と Frank Loesser。そして編曲はソーンヒル自身だということが一聴すればわかります。随分前に自分のライブでこれを歌ったことがあるんですが、あまりにも難しいので1回限りでした。それでもこよなく好きな歌なので聴き続けてます。ところでマキシン・サリヴァンの歌を色々聴いていくと、時々美空ひばりが出てくるんです。歌のうまさに共通点があるのかもしれません。
posted by daisy holiday at 02:00| daisy holiday 2020